◆第108回全国高校野球東東京大会▽準々決勝 帝京11ー8郁文館(23日・神宮)

 ノーシードで全てコールドで勝ち進んできた郁文館が帝京に敗れ、4強入りを逃した。これまでの最高成績はベスト16。

8強入りで、チームの歴史を塗り替えた。

 一時は5ー0とリード。追いつかれて5回に再び3点差に突き放すも、最後は地力の差を見せられた。

 常総学院を甲子園に春夏通算で6度導いた佐々木力監督(60)が2024年に就任して3年目。「最初はキャッチボールもできない、打球も追わないチームだった。やっと野球らしくなってきたなってところだったんですけど」と悔やんだ。今の最上級生は初めて3年間見てきた代で、指揮官は孫を見るかのような目で「かわいくてしょうがない」と見守っていた。この日は同校の理事長で野球部の助監督も務めるワタミの渡辺美樹会長もスタンドの応援に駆けつけ、終盤リードされた中でも「最後まで諦めるな。諦めた瞬間に全部終わる」と、祈るようにエールを送っていた。

 主将の高野竜輔捕手(3年)は「ベスト8っていう歴史を作れたので後輩にもこれから頑張ってほしいですし、これから郁文館の名前が広く知れ渡ってもらえるとうれしい」と後輩に次なる夢を託した。

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