◆第108回全国高校野球選手権栃木大会▽決勝 佐野日大5×―4国学院栃木=延長10回タイブレーク=(26日・エイジェックスタジアム)
佐野日大が春夏連続の甲子園出場を決めた。2022年以来4年ぶりの優勝を目指した国学院栃木を5―4で破り、夏は2010年以来16年ぶり7度目の優勝を果たした。
球場を興奮の渦にまき込んだ。2ー2で延長タイブレークに入った10回。2点を勝ち越されたが、直後の攻撃で1点差。なお2死三塁。敗退まであと1死の崖っぷちで、打席に入った小島は頼もしかった。「自分のバットで試合を決められるくらいの打撃がある。自信を持って(打席に)立てました」。3ボール1ストライクからの5球目。インコースの直球をフルスイング。「手応えはあった」と、確信の打球はグングン伸び、右翼席に吸い込まれた。自身、公式戦初本塁打が起死回生の逆転サヨナラ2ラン。
栃木大会決勝でのサヨナラ本塁打は、第105回大会で文星芸大付の黒崎翔太が記録して以来、3年ぶり3度目。初本塁打でチームを救った小島は「うれしすぎて何も考えられなかった。頭真っ白です」と喜びをかみ締めた。
1年生の秋季大会からベンチ入りした小島。今春センバツの三重戦(0●2)では「6番・一塁」で先発出場したが、4打数1安打に終わり、チームも完封負け。春の悔しさを晴らすべく、スイングスピードの向上に励んできた。「重いバットを振って力をつけた」と小島。大一番で練習の成果を出し、「今までの練習で手を抜かずにやってきて良かった」と充実の汗をぬぐった。
先発のエース鈴木有(3年)からも「お前が決めろ」とハッパをかけられた。「普段からかわいがってくれたので、先輩たちの分まで」。4試合完封で決勝まで勝ち上がり、1973年に元巨人・江川卓を擁した作新学院以来、県53年ぶり2度目となる“オール完封勝ち”がかかったマウンドに上がったエースの力投に応えた。
「今日のような、ここぞの場面で一本出せるように頑張りたい」と拳を握った小島。初戦敗退だったセンバツの悔しさを、灼熱(しゃくねつ)の甲子園で晴らす。










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