花咲徳栄が宿命のライバル・浦和学院を破り、2年ぶり9度目の夏の甲子園出場を決めた。岩井隆監督(56)の次男・虹太郎内野手(3年)は「1番・遊撃手」で先発出場し、攻守で優勝に貢献した。

 8回裏に4―3と1点差に迫られ、なお2死二塁。浦和学院の4番・内藤蒼捕手(3年)が二遊間に放ったライナーを、虹太郎は倒れ込みながらキャッチした。抜ければ同点という場面でチームを救うファインプレー。指揮官は「通常の守備位置よりセンター寄りで、しかも少し前にいた。ポジショニングが良かったので捕ることができた。あのあたりが野球勘の良さなのでしょう」とたたえた。

 直後の9回表。虹太郎は1死から左前打。その後打線がつながり、試合を決める3点を追加した。「虹太郎が出て3~5番で返すのがパターン。元気が良くて、流れを変えてくれる選手」と岩井監督。腰を痛めたためフル出場したのは準決勝からだったが、大一番で存在感を示した。

 春のセンバツは準々決勝に進んだものの、智弁学園に8点のリードをひっくり返されて敗れた。2017年夏以来の全国制覇へ。虹太郎は「目指すのは日本一。甲子園に出る以上、ここは通過点として一戦必勝で向かっていきたい」と決意を述べた。

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