◆第108回全国高校野球選手権石川大会 ▽決勝 遊学館4―3金沢(26日・石川県立)

 遊学館が金沢を4―3で破り、2015年以来11年ぶり7度目の夏の甲子園出場を決めた。

 雷にも、豪雨にも、遊学館は流れを渡さなかった。

雷の影響で試合開始は予定より26分遅れ、2回終了時には約20分間、さらに7回終了時に約2時間にわたって試合が中断した。

 7回終了後の中断では、正午再開予定のアナウンス直後に激しい雨が降り始め、再開は13時49分までずれ込んだ。雨が弱まると、両校の控え選手が一緒にグラウンド整備。約2時間を超える待機時間でスタンドの観客も半数近くまで減った。

 それでも遊学館ベンチに慌てる様子はなかった。中川光雄監督は「普段通りやるだけ」と選手たちへ声を掛けた。日頃から昼食後の練習試合でも試合の入りを意識し、「時間が変わっても同じように試合へ入る」ことを徹底。その積み重ねが、長い中断でも集中力を切らさない要因となった。

 試合は3ー3で迎えた5回1死満塁で6番・北市涼也外野手(2年)の右犠飛で勝ち越した。投げては、2番手・石坂和享(わこう)投手(3年)が3回から登板し7回4安打5奪三振4四死球、1失点。中断にも動じず、1点のリードを守り切った。

 11年ぶりに戻る甲子園。

異例の決勝を乗り越えた経験は、大舞台でも大きな財産になりそうだ。

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