◆JERAセ・リーグ ヤクルト3―4広島(26日・神宮)

 やられたらやり返せ。同点の9回。

ヤクルト・池山監督は今季初めて3日連続で守護神・キハダをマウンドに送り出した。25日の同戦は2死一塁から連打を許して追いつかれていた。失敗を忘れるための良薬はセーブを挙げること。しかし、先頭の坂倉に左中間へ二塁打を浴び、送りバントを決められて1死三塁とすると、佐々木に右翼線へ適時二塁打を打たれて勝ち越し点を献上。11球で降板し、指揮官に肩を抱かれて一塁側ベンチへ下がった。

 開幕から16試合連続無失点だった左腕は交流戦を境に5敗目。防御率も3点台になった。連夜の救援失敗に池山監督は「抑えてくれるのがベストだったが真っ直ぐが前に弾き返されるようになっている」と指摘し、「(日本の)野球、野球観を感じ取ってもらわないと」と改善を求めた。キハダも「自分のやるべきことを続けて、またいい感じで投げられれば」と出直しを誓った。

 2試合連続サヨナラ勝ちの打線はこの日も粘りをみせた。3点を追う7回。2安打1四球で無死満塁の好機をつくると代打・増田、内山の連続適時打で1点差とし、古賀の右犠飛で同点に。

3連勝を予感させた9回、1死一塁から代走の山野辺が二盗に失敗。指揮官は「追いつく、追い越せるかのところで勝負をかけてダメだった。仕方ないです」と振り返った。

 前半戦を44勝47敗1分けと借金3での折り返しも3位。昨年の球宴前は28勝50敗5分の借金22だったことを考えれば、十分に優勝のチャンスはある。「非常に素晴らしい戦いはできましたが、6連敗が1回と7連敗が2回ある。連敗を断ち切らないといけないし、こういう接戦をモノにしないとチームは上がってこない」と分析。1点差試合は28試合で17勝11敗。競り合いでのさらなる強さを求めた。

 後半戦最初の3連戦は本拠地での阪神戦。「その3連戦が非常に大事になってくる」と言葉を強めた池山監督。6・5のゲーム差を少しでも縮めて再び優勝争いの輪に加わりたい。

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