◆JERAセ・リーグ 広島0―4巨人(5日・マツダスタジアム)

 巨人の井上温大投手(25)が7年目にして自身初の2ケタとなる10勝に到達した。広島戦で7回7安打無失点、無四死球の好投。

チームの連敗を3で止め、球団として92シーズン連続の2ケタ勝利投手となった。

 井上が10勝に到達して、我々が作ってきた2ケタ投手の連続記録を更新したそうだ。ひとまず、「おめでとう」と言っておくが、それだけで満足しては、いかんよ。

 いい投手に成長してきたと思う。4回まで毎回の5安打を浴びるなど特別に出来がいいわけではなく、そこそこの内容。しかし、まあ、あまり調子がいいと、急におかしくなることもある。打たれそうで打たれず、点を与えない。波風を立てず、いつの間にか勝っているのが、実は一番いい勝ち方なんだよな。

 5回の打席も良かった。1点を先制して、なお無死一、二塁。相手がシフトを敷いてくる中、きっちりと送りバントを決めて直後の小浜の2点タイムリーを引き出した。投手というのは投げるだけじゃない。

打席に立つのは今季で最後になってしまうわけだが、守備もとっても大切。いろんなことを総合して、いい投手と呼ぶんだよ。

 その上で、もっと高みを目指してもらいたい。完投ができる投手になること。加えて今季もまだ登板は8試合以上あるはず。15勝を挙げて、大いに喜んでほしいね。(スポーツ報知評論家・堀内 恒夫)

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