人気デュオのゆずが、14日に「幾重(ライブバージョン)」を緊急配信リリースすることが9日、決まった。この配信で得た収益は、令和8年熊本地震の被災地への復興支援として全額寄付される。

 「幾重」は、NHK東日本大震災15年の震災伝承ソングとして書き下ろした曲。震災から15年の日々と想(おも)い、それぞれの歩みで未来を切り開いていく姿を優しく慈しむようにつづったもので、3月11日発売の最新アルバム「心音」に収録された。

 今回のライブバージョンは、7月の全国弾き語りツアー神奈川公演(横浜アリーナ)でのパフォーマンスを音源化したもの。ライブのハイライトと呼べる演出で、北川悠仁、岩沢厚治がアコースティックギターによる弾き語りで歌声を届けた。

 2人は「今、ゆずにできることは何か―。原点である『歌』を通じて支援の輪を広げ、届けていきたいと思いました」と説明。「僕たちの音楽が皆様の心に寄り添い、明日の希望となることを心から願っています」とコメントした。ゆずとしても別の形で義援金の寄付を行う予定という。

 これまで東日本大震災を始め、様々なシーンで復興支援を行ってきた。2016年の熊本地震の際には、その年の12月に熊本城前でフリーライブ「冬至の日ライブ」を実施。18年の西日本豪雨の際には、「うたエール」の弾き語りバージョンを配信。その収益を全額、義援金として寄付している。

【ゆずコメント全文】

 はじめに、この度発生した令和8年熊本地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

 余震や厳しい暑さが続く中、ご不安な日々を過ごされていることと思います。2016年12月。僕たちは熊本城前の二の丸広場でフリーライブを開催しました。あの日、熊本や九州の皆様と歌い、同じ時間を過ごしたことは、今も僕たちの心に深く残っています。

 今、ゆずにできることは何か―。

 原点である『歌』を通じて支援の輪を広げ、届けていきたいと思いました。

 チームで話し合い、僕たちの「幾重」という楽曲のライブ音源を、8月14日に配信リリースします。この楽曲のダウンロード販売・ストリーミング再生で得た収益金は全額、令和8年熊本地震復興支援への義援金として寄付させていただきます。また、ゆずとしても、別の形で義援金の寄付を行わせていただきます。

 微力ながら、僕たちの音楽が皆様の心に寄り添い、明日の希望となることを心から願っています。

 最後に、被災地の一日も早い復旧・復興と、皆様に穏やかな日常が戻りますことを、心よりお祈り申し上げます。

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