◆第18回レパードS・G3(8月9日、新潟競馬場・ダート1800メートル、良)

 新潟競馬場のダート1800メートルで行われた第18回レパードS・G3では、6番人気のチェリヴェント(吉村)が重賞初Vとなった。

 ジリジリと確実に前に迫っていった。

チェリヴェントは直線に入って早々にムチが入るなど手応え抜群というわけではなかったが、鞍上のゲキに応えるように先に抜け出した3頭との差を詰め、最後は、はかったように頭だけ差し切った。

 「あまりキックバックを受けるのも良くないなとは思っていたのですが、結果的に控える形で競馬ができたので収穫になったと思います」と上がり最速の脚を引き出した吉村は納得の表情。キャリア10戦目での重賞初制覇に「だいぶ競馬も使っていましたし、夏もそんなに得意ではないと思いますけど、これだけのパフォーマンスができたので今後が楽しみだと思います」と期待を口にした。

 ガッツポーズをつくって検量室で人馬を迎えた清水久調教師にとっては、師弟コンビで初の重賞タイトル。「やっと勝てましたね。僕自身、ダートの初重賞ですし、いつか勝ちたいと思っていました」と笑顔。管理馬があまり暑さに強くないと感じたトレーナーは「今回は余裕をもって入厩して、調教も普段よりソフトな仕上げでした」と調整を工夫し、コントレイル産駒のダート重賞初制覇にも貢献した。

 ジャパンダートクラシック・Jpn1(10月7日、大井)の優先出走権を獲得したが「まだ全く考えていないです。ひとまず休ませてあげます」と清水久師。ただ、今後の選択肢が広がったのは確か。「無事にいけば、今年に限らず来年もいろいろなレースがありますから」とさらなる大舞台を見据えていた。(西山 智昭)

 チェリヴェント 父コントレイル、母クリアリーコンフューズド(父サクセスフルアピール)。

栗東・清水久詞厩舎所属の牡3歳。北海道新冠町・株式会社ノースヒルズの生産。通算10戦3勝。総獲得賞金は5692万7000円。重賞初勝利。馬主は中村忠彦氏。

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