◆第108回全国高校野球選手権大会第6日 ▽2回戦 天理7―2福山(10日・甲子園

 初出場の福山は中盤まで粘ったが、後半に天理の猛攻を許した。0―1で迎えた6回無死二塁で、好投のエース来山(きたやま)凌也(3年)から左腕の岩本大輝(2年)に交代。

広島大会と同じ継投で挑んだが、一挙4点を奪われた。攻撃は3回1死二塁でけん制死。5回無死一、二塁では、バントの空振りで離塁が大きくなった二塁走者が捕手からの送球で憤死するなど走塁ミスが響いた。8回に岩本の適時二塁打で2点を返したが、反撃は及ばなかった。

 それでも、二遊間を中心とした守備力で何度も大歓声を呼んだ。4回は主将の渡辺雄介二塁手(3年)、福島悠杏(ゆあん)遊撃手(3年)が連続で好プレー。5回も1死一、二塁から福島が邪飛をスライディングキャッチでつかむと、2死からも、この回から右翼に回った三谷華輝(はるき)が後方の飛球をジャンプで好捕した。強豪を相手に簡単に主導権を渡すことなく、ロースコアで粘った。

 国立大への進学を目指す部員も多く、広島大会中に模擬試験も受けていた文武両道のナイン。三塁側アルプスは満員で、内野席も何度も大きな拍手に包まれた。4月に就任した小田浩監督はナインに「誇り高い敗者になろう」と語りかけてきたが、大舞台で全力を出し切った。

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