◆第108回全国高校野球選手権大会第8日▽2回戦 仙台育英1―0花咲徳栄(12日・甲子園

 台風15号の接近で第4試合が中止となり、3試合が行われた。仙台育英(宮城)は、背番号10の2年生右腕・古川諒弥投手が119球の熱投で花咲徳栄(埼玉)を1―0で完封。

2年生投手では仙台育英初の完封劇で、チームを史上5校目の夏50勝と16強入りに導いた。

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 仙台育英・須江監督は勝因をこう総括した。「天運がありました。午後1時半(開始)の三塁側で、先発完投は基本的に無理。それが雨で、曇りだった」。午後の三塁側ベンチは本来なら直射日光に襲われ、体力を削られる。この日は雨天で冷涼。それが1―0完封を生んだと分析した。

 試合前はベンチ前にナインを“体育座り”させ、説いた。「ウチの校章になぞらえ、きょうは猫じゃなくてライオンになるぞ」。どう猛に攻める姿勢を求め、戦場に送り出した。

 完封した古川に「こっちから熱心にスカウトしたことは一切なくて」。

仙台育英時代に親しかった後輩の教え子で「紹介したい」と縁がつながった。「甲子園は急激に成長できる場所。ドラゴンボールの1日で1年分の修業ができる『精神と時の部屋』と一緒。彼は全部の想像を超えてきた」と17歳の進化をたたえた。

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