◆JERAセ・リーグ DeNA4x―3巨人(18日・横浜)

 巨人が今季4度目のサヨナラ負けを喫し、首位・阪神とのゲーム差が3に広がった。3―3の9回、4番手の田中瑛斗投手(27)が1死から3連続四死球を与えるなど2死満塁から、最後はDeNAの新人・宮下に中前へ劇打を許した。

先発の山崎伊織投手(27)も1点先制直後の初回、2四球から逆転を許すなど、チームは計8四死球と無駄な走者を出塁させたことが首を絞める形になった。8月で勝負所の4週連続6連戦のカード頭は5戦中4敗と苦しみ、チームに勢いが生まれない一因となっている。

 両軍ファンの悲鳴と歓声が、横浜の空の下で交錯した。3―3の9回2死満塁。田中瑛は2ストライクからフォークを宮下にはじき返されると、打球は中前へ抜けた。今季4度目のサヨナラ負け。橋上監督代行は唇をかみしめ、最後のイニングを振り返った。

 「コースを突いたけど、少しずつ外れて結果的に四球で走者をためる形になってしまった。一発打たれたら終わりな(場面)。長打を打てる打者が続いていましたから。慎重に行かざるを得ないのは分かるので、仕方ない。残念でした」

 微妙な判定から走者を背負う形となった。

1死から牧への9球目はスイングしたようにも見えたが、死球の判定。「基本的には(リクエストの)対象外ですし、一塁の塁審もハーフスイングに関してセーフとやっていましたので、あれはもうこちらの方からはどうしようもない」。1死一塁と2死走者なしでは大きな違いでもあったが、その後筒香、エンカーナシオンに連続四球で満塁を招き、サヨナラ打にもつながった。

 この日のチームの与四死球は8。先発・山崎も1―0の初回1死から牧、筒香に連続四球を与え、その後宮崎に逆転の2点二塁打を浴びた。終盤こそ持ち直したが、四球が失点に直結。指揮官代行は「最後はだいぶ制球も安定してきたので。最初は心配しましたが、何とか立て直してくれた。次回は最初からあのぐらいやってくれれば」と求めた。

 4週連続6連戦の8月。今回で5カード目だが、これで4度目のカード頭での敗戦となった。最初の2カードはその後連勝して勝ち越しているが、波に乗り切れない状況が続いている。

もちろんカード頭は相手先発が好投手となることも多い一方で、チームもこの日の山崎など柱の投手らが先発マウンドに立つ。大型連敗は少ないが、7月以降の連勝は最長3と大型連勝も少ない現状。カード頭の先発がここまで奮闘しているのは間違いない中で、打線とともに流れを引き寄せる試合を重ねたい。

 敗戦こそ喫したが、打線は終盤に追いつく粘りもあった。「欲を言えば8回にひっくり返しておかないと、というのはあった」とともに三振に倒れた4番・ダルベック、5番・大城の奮起を期待。その上で「相手も必死なので。ともかく、よく追いついたことは追いついた」と一定の評価を与えた橋上監督代行。首位・阪神とは3ゲーム差。逆転Vへ、負けられない戦いが続いていく。(田中 哲)

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