バレーボール▽女子アジア選手権1次リーグ 日本3―0香港(21日、中国・天津)

 開幕して1次リーグ(L)が行われ、世界ランク6位の日本は、115位の香港を3―0で下した。7年ぶりの優勝で、2028年ロサンゼルス五輪に7大会連続の出場が決まる大勝負。

石川真佑主将(26)=エジザジュバシュ=がチーム3位の8得点で快勝発進へと導いた。前回、24年パリ五輪では直前に切符を得て1次L敗退。悔しさを知る主将が、異例となる本大会2年前の早期五輪切符獲得に導く。1次Lは12チームが3組に分かれ、上位8チームで決勝トーナメントを争う。次戦は23日に同27位の韓国と激突する。

 ロス五輪切符獲得へ、日本が快調に第一歩を踏み出した。第3セット(S)のマッチポイントで最後は和田のプッシュで決着。世界ランクで格下の香港を寄せ付けず、ストレート勝ちで白星発進。8得点と攻守でけん引した石川主将は「まず、初戦を勝つことができできて良かった」と安堵(ど)の表情を浮かべた。

 五輪切符が懸かる重圧の初戦を総力で勝ちきった。過去7戦無敗の香港と約3年ぶりの対戦。データが少なく“不気味”な相手だったが、石川は試合前に「自分たちの質を意識しよう」とチームを鼓舞した。

第1Sは日本の武器のサーブで主導権を握り、16点の大差で先取。第3S中盤の香港の粘りにも、主将が強烈なスパイクを決めて嫌な流れを断ち切った。初戦から登録された全14選手がコートに立ち、快勝をつかんだ。

 28年ロス五輪で、12年ロンドン大会銅以来のメダル獲得を狙う日本にとって、早期に出場を決める意義は大きい。パリ五輪後に予選の規定が変わり、異例の本番2年前に五輪切符獲得の機会を得た。前回の日本は約1年前の五輪予選で出場権獲得を逃し、出場を決めたのは本大会約1か月半前の24年6月だった。短期間で2度ピークを合わせるのは難しく、五輪は無念の1次L敗退。その苦い経験を持つ石川主将は「今年、切符を取れれば来年、再来年と五輪までに課題を細かく詰める時間ができる」とメダル奪回へ向けた準備におけるメリットを力説する。

 アジアの頂点、そして04年アテネ五輪から7大会連続の夢舞台へ、負けられない戦いが続く。次戦は古豪・韓国戦だ。「(今大会の)最後に五輪の切符を取るのが目標。相手よりも自分たちの精度を上げて、次も勝ちに行きたい」と石川。

3大会連続出場を目指す頼れる主将を軸に、一丸となって早期五輪切符をつかみ取る。

 ◆バレーボール女子のロサンゼルス五輪への道 開催国の米国を含めて12チームが出場。日本は大陸予選を兼ねたアジア選手権(21日開幕、中国・天津)で優勝すれば、最短で出場権を獲得する。それ以外にも来年行われるW杯で有資格国を除いた上位3チームに付与され、残りの3チームは28年ネーションズリーグの1次リーグ終了時点での世界ランク上位が獲得する。

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