巨人・田中将大投手(37)が29日・阪神戦(甲子園)で先発することが24日、分かった。6月11日・楽天戦(楽天モバイル)以来、約2か月半ぶりの1軍登板。

山崎の離脱で苦境を迎えた先発陣。日米で多くの経験をしてきたプロ20年目、甲子園の申し子が首位・阪神との直接対決で快投を演じ、逆転Vへの使者になる。

 伝統の一戦で、田中将が満を持して1軍マウンドに帰ってくる。29日・阪神戦で約2か月半ぶりに先発することが判明した。舞台は駒大苫小牧時代からその右腕で世間を沸かせてきた甲子園。今季チームは同球場で5勝(3敗)を挙げているが、田中将は2戦2勝。確実に虎狩りの力になっている男が、ペナントレースの大きなヤマ場の直接対決で力を発揮する時が来た。

 移籍2年目の今季は開幕ローテに入り、開幕3連勝。柱でもある戸郷や山崎が不振や故障で出遅れていた状況で、チームをカバーしてきた。好投もあったが、5月1日・阪神戦(甲子園)を最後に白星から遠ざかり、6月12日に出場選手登録抹消。その後は2軍生活が続いたが、「自分を高めること。そこしかないです」と腐らず、前を向き、来たる1軍登板へ向けて実直に鍛錬を積んできた。

 7登板した2軍では、自身の中で様々な課題を胸に、修正を図りながらマウンドで腕を振ってきた。直近では18日のファーム・リーグ、ハヤテ戦(Gタウン)で7回無失点。1軍では慎重になりすぎたがゆえに四球を出すこともあったが、「場面にもよりますが、そういう時でもどんどん積極的にストライクを取っていけるように。慎重になりすぎないというのは、自分の中でも思って投げています」と、走者を背負ってもブレずにストライク先行を全うした。

 山崎の離脱や竹丸が登録抹消中でもある先発陣の現状だが、首位との対決で先発を託されるのは期待の証し。抜群の経験値の高さも持つだけに、残り30試合を切るペナントレースでチームに追い風を吹かせ、逆転Vへいざなっていくことが使命となる。決して色あせることのない日米通算203勝。ベテランが聖地で底力を見せ、まばゆい光を放つ。

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