◆JERAセ・リーグ 広島―ヤクルト(28日・マツダスタジアム)

 ヤクルト・奥川恭伸投手(25)が先発し、チームが6連敗中の中、8回で112球を投げ、5安打1失点で7勝目の権利を持って降板した。

 奥川は初回、先頭の名原に左翼へ二塁打を浴びたが、後続を抑えた。

2回は13球で3者凡退。3回は1死から森下に森下に中前安打を浴びたが、続く名原を三ゴロ併殺に打ち取った。

 3回まで奥川が無失点の好投を見せると、両軍無得点の4回には、打線がつながった。1死から赤羽が四球で出塁すると、2死二塁で試合前の時点で今季6打数3安打(本塁打1、二塁打2)と〝森下キラー〟だった増田が左前へ適時打。「打ったのはストレート。最近、チャンスで打ててなかったのでよかったです。赤羽がよく走ってくれました」とうなずくと、さらに2死一、二塁とチャンスは続き、奥川も今季2安打目で、プロ通算2打点目となる適時打を中前に運び、両手を上げてガッツポーズを作った。

 直後の4回裏も2死から坂倉に安打を浴びながら無失点で切り抜けると、5回には赤羽が2死一塁から右翼へ適時二塁打。リードを3点に広げた。

 3―0の5回は3者凡退。最速151キロの直球にスライダー、フォーク、カーブを混ぜた投球で7勝目の権利をつかんだ。6回は先頭の代打・佐藤啓に右前安打。

暴投もあって1死三塁のピンチを迎えると、菊池を二ゴロに打ち取ったが、三塁走者が生還して1点を失った。3―1の7回は、先頭の坂倉に安打を許したが、後続を抑えて無失点。リードを守った。7回を終えて106球だったが8回も続投。たった6球で3者凡退に抑えて見せた。

 6連敗で迎えた最下位広島との敵地での3連戦初戦。3位DeNAを1・5ゲーム差で追う一方で、5、6位の中日、広島とは1・0ゲーム差に迫られていた。広島との3連戦の結果次第では、クライマックスシリーズ(CS)進出圏内に浮上する可能性も、最下位に転落する可能性もあるという、重要な意味を持つカードとなっている。

 ヤクルトの6連敗は今季5度目。7月22日の中日戦(神宮)、8月7日の巨人戦(東京ドーム)ではともに奥川が勝利投手になって7連敗を止めた「連敗キラー」だ。この日も投打で6連敗中のチームを救う活躍を見せた。

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