パ・リーグ 西武8―4楽天(28日・ベルーナドーム)

 この日を、この瞬間を待ちわびていた。お立ち台に上がった西武・長谷川は「ただいまー!」と声を張り上げた。

復帰初戦で3安打2打点、2得点と大暴れ。「この大歓声の中で野球ができることは本当にありがたいこと」と喜びをかみ締めた。

 7月1日のソフトバンク戦で左有鉤(ゆうこう)骨を骨折し手術。「バットがすっぽ抜ける感じ」。ほぼ握力がない状態から地道なリハビリを耐え抜いてようやく1軍に戻ってきた。初回2死から中前安打で打線に火をつけた。ネビンが左前安打で続き、林安可の3ランで先制のホームを踏んだ。5―4と追い上げを食らった7回には2死満塁から一、二塁間をしぶとく破る2点打でケリをつけた。

 外崎、滝沢も戦列に復帰し、30日の楽天戦の引退試合に向けて栗山も合流した。チームのムードも最高潮に達しつつある。首位ソフトバンクとは6差のままだが、長谷川は「直接対決もあと5回ある。その5回、全部勝ったら分からない位置にいる。

ここから全勝するつもりでやっていきたい」と言い切った。交流戦のMVP男が逆転Vへの機運を高めた。(長井 毅)

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