大相撲の夏巡業が29日、埼玉・草加市で行われた。幕内・朝乃山(高砂)が名古屋場所千秋楽以来となる相撲を取り、申し合い稽古で5番。

幕内・平戸海(境川)の攻めに耐えて、右をねじ込んで寄り切るなど3勝を挙げた。「そろそろ取ろうと思っていた。稽古場も早く降りて運動していた」。3年ぶりの夏巡業参加に「暑いので飛ばしすぎてもバテてしまう。体調をみながら体を動かしてきた」と明かした。

 先場所は10日目まで8勝2敗だったが、終盤に星を伸ばせず9勝6敗に終わった。元大関は「幕内に復帰しても終盤がダメ。スタミナがなかったりしんどいわけではないけれど力が伝わっていないのかなと思う」。秋場所は番付を上げ、上位との対戦可能性も上がる。「ここからが本当の勝負」と気合を入れた。

 富山市出身の朝乃山。27日には石川、富山などが豪雨に見舞われた。

富山市の実家や氷見市の祖母宅には、大きな被害はなかった。それでも「現地行って力士は協力することはできないが、稽古して土俵の上で戦う姿をみせるしかない」。地元のためにも活躍することを誓った。

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