関東圏の大学リーグに進んだ北海道ゆかりの球児の今を紹介する「白球を追う」。最終回は千歳市出身で、国学院大の最速151キロ左腕・藤本士生(しせい、3年)と北海道栄高出身の中大・下山大楽(たいら)外野手(2年)。
戦国・東都を戦いの場に選んだ藤本は当初、球速を上げることへの執着がひときわ強かった。「それが1、2年の時の考え方でした。球速にばかり目が行ってしまって。結局2年の春は投げきった試合はありませんでした」
無理な力を使うことで腰痛を引き起こした。昨秋は治療を優先。長岡哲司投手コーチと相談して決めた新たな方針は、最速ではなく、平均球速を上げていくことだった。「一球が速い投手よりも、9回通して球速が落ちない投手に強みを感じるようになりました」
今年の春季リーグでは4月14日の立正大戦(3〇0)で1安打完封するなど3勝を挙げた。7月のワールドカレッジベースボールチャンピオンシップ(台湾)では3試合に登板。初代王者が決まる決勝の米国戦(6〇3)では、延長10回から登板して勝利に貢献しただけでなく、149キロだったMAXを151キロに更新。
自衛官の父・謙一さんの転勤のため、北海道で暮らしたのは小学生時代だけだが「野球の原点が北海道なのは間違いない。指導者の方に成長した姿を見せたい思いはあります」。初戦は9月7日の立正大戦。さらなる飛躍に期待がかかる。
◆藤本 士生(ふじもと・しせい)2005年5月6日、千歳市出身(1歳から小1途中までは埼玉・川口市などで育つ)。21歳。小1からC.Sライズで野球を始める。小6時、川口リトルで全国優勝、世界大会3位。土浦日大(茨城)3年時に夏の甲子園4強入り。今年7月、侍ジャパン大学代表に選出。リーグ戦は通算17試合出場。










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