◆第62回新潟記念・G3(8月30日、新潟競馬場・芝2000メートル、稍重)

 サマー2000シリーズ最終第5戦は激しく降り出した雨のなか、11頭立てで争われ、2番人気で岩田望来騎手騎乗のゾロアストロ(牡3歳、美浦・宮田敬介厩舎、父モーリス)が最後の直線で内めから伸びて外から伸びた後続を封じ、2走前のきさらぎ賞に続き、重賞2勝目を挙げた。勝ち時計は、1分59秒6。

 前走の皐月賞で12着に敗れた後、目標とした日本ダービーは鼻出血で回避。4か月半ぶりの実戦は初の年長馬相手だったが、G1ホース5頭を下し、能力を証明した。昨年から別定戦となったレースでの3歳馬の勝利は、ハンデ戦だった23年のノッキングポイント以来5頭目。

 岩田望来騎手(ゾロアストロ=1着)「本当に勝ててホッとしています。いい馬の依頼をいただけているので、それが結果に結びついて良かったと思います。(雨は)出来れば降ってほしくなかったが、降ったからには頑張ってほしいなという感じでした。行く馬がいなかったので、スローになるなという感じではありましたけど、この馬自身あまりゲートも得意じゃないですし、後ろの方にならなかったらいいなという感じでした。枠的なものもありましたし、外に出すよりも内を突いて走った方が馬の持ち味を生かせるかなという感じでした。自分の馬もヘロヘロな中、ちょっと無理をさせる形ではあったのですが、なんとか勝ちきってくれた馬を褒めたいと思います。ダービーに出られなくて一層パワーが増しましたし、いい休暇を得られたんじゃないかと思います。ゾロアストロもそうですし、僕も秋の大一番に向けて頑張っていきたいと思います。今年は順調に勝ち進められていますし、近いうちに100勝も達成して、この秋いい形で迎えたいなと思っているので、応援よろしくお願いします」

 頭差の2着は、最後の直線で前が壁になるなかゴール直前で伸びてきた3番人気のロデオドライブ(クリストフ・ルメール騎手)、さらに頭差の3着は1番人気のダノンシーマ(川田将雅騎手)だった。

 同シリーズは第4戦終了時点で札幌記念を勝ったシェイクユアハートが首位だが、「対象レース1勝以上、かつ13ポイント以上獲得」の優勝条件を満たしておらず、新潟記念出走馬に逆転優勝の可能性もなかったため、事実上の該当馬なしが決まっていた。該当馬なしは24年以来、5回目。

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