◆JERAセ・リーグ 広島1―3巨人(4日・マツダスタジアム)
地元・広島で20日ぶりの1軍マウンドに上がった巨人の竹丸和幸投手(24)が、6回2安打無失点、10奪三振で復活した。9勝目は球団の新人左腕では3人目。
ふるさとの風を浴び、竹丸が完全復活を遂げた。初回先頭に三塁打を許してから、奪三振ショーが幕を開けた。続く2人を空振り三振に斬ると、最後はこの日最速の外角低め151キロで4番・坂倉を見逃しK。「(マツダは)とても投げやすかった。(初回は)なんとしてもゼロで抑えたかった」。プロ初の凱旋登板でつかんだ、9勝目。成長した姿で故郷に錦を飾った。
磨き直したストレートが右打者の内角に鋭く食い込んだ。
8月15日の中日戦(バンテリンD)で自己ワーストタイ3回8失点の乱調で、ファームに合流。「今までこんなことになったことがない。どうすればいいか分からない」。戸惑うルーキーを救うように、周りが動いた。リカバリーの道しるべを示したのは、1軍でともに歩んできた神田トレーナー。
技術をよみがえらせたのは、久保巡回投手コーチ。踏み出す右足の使い方とともに、もう一つ大事なリリースのコツを伝えた。「力を入れる場所はもっと下にある。ワンバンしてもいい。その感覚で投げたら、意外と捕手まで届くぞ」
出力を出すタイミングが自然と早くなっていたことで、低めに決まりにくくなっていた直球。「捕手の足の先にぶつけるくらいの感覚でいい」。周りに支えられ、自信を取り戻した。
中学3年時以来の、マツダのマウンド。地元の友人に両親や祖母ら、親族も大勢観戦に訪れた中で快投した。「2ケタ(勝利)とリーグ優勝で、日本一を達成できるように頑張ります」。応援してくれた仲間にささげる白星。ここで勝つことに意味があった。(北村 優衣)










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