◆プロボクシング ▽バンタム級(53・5キロ以下)8回戦 〇西岡伶英(4回KO)ペルジョン・アリピオ●(9月5日、東京・後楽園ホール)

 「DYNAMIC GLOVE ON U―NEXT Vol.47」のバンタム級(53・5キロ以下)8回戦で、日本同級4位・西岡伶英(26)=帝拳=がペルジョン・アリピオ(フィリピン)を4回1分33秒KOで下し、帝拳ジム移籍初戦を白星で飾った。

 西岡は川崎新田ジムに所属していた25年11月に同級8回戦でエイドリアン・レラサン(フィリピン)に1―2の判定負けしプロ初黒星を喫した。

「環境を変えたい」と今年2月に帝拳ジムに移籍し、10か月ぶりの再起戦だった。

 試合では、帝拳ジム移籍後に大和心トレーナー(51)とともに磨き上げてきた「積極的なボクシング」を序盤から展開。ジャブを突いて、プレッシャーをかけた。3回、右ボディーから連打をまとめ最初のダウンを奪うと、再開後に右ストレートで2度目のダウン。4回、左ボディーからの左フックで3度目のダウンを奪うと、レフェリーが10カウントを数えた。試合後は「大和さんと組ませていただいて練習していることが少しは出せた。相手が頭を振りながら大きいパンチを打ってくるのは分かっていたので、それを警戒してフェイントを入れたりする練習をしていた。それが本番で出たのが良かった。後半に相手がガードを固め始めて嫌がっている時は、圧をかけることができていた。やりたかったことの半分くらいはできた」と振り返った。

 日大ボクシング部では主将を務めた。帝拳ジムには元WBA世界ミニマム級王者・松本流星(28)=帝拳=ら、日大の先輩も数多く在籍する。

「控室にOBの方や先輩のチャンピオンクラスの選手たちがいてくれる。いつもよくしていただいている松本先輩や荒本(一成)先輩が近くにいてくれて、心強いです」と笑顔を見せた。試合後には松本から「相手が疲れて突っ込んできている時に、スペースを作れずにそのまま距離がつぶれてしまっている。ちゃんとスペースを作って打てるように」とのアドバイスをもらったという。27日にWBO同級暫定王座決定戦を控える松本に勝利のバトンを渡し「なんとか。少しでもそう思っていただけたらうれしい」と頬を緩めた。

 最終目標はもちろん「世界チャンピオン」。「そのために目の前の目標を1個1個クリアしていきたい」と語る。直近の目標は、現在ランキング4位につける日本タイトルだ。「これからも、受けに回るボクシングではなく、積極的なボクシングをみなさんに見せていきたい。これで満足せず、また一から頑張っていきたい」とさらなる飛躍を誓った。

 戦績は西岡が7勝(4KO)1敗、アリピオが10勝(4KO)6敗1分け。

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