バルセロナのジョアン・ラポルタ会長 Photo/Getty Images
今夏大型補強を目指すバルセロナ
バルセロナが今夏の移籍市場に向け、資金繰りを強化する動きを見せている。
スペインメディア『Mundo Deportivo』によれば、バルセロナは今後受け取るテレビ放映権収入をもとに、総額2億1000万ユーロ(約388億円)の資金を確保する予定だという。
今回の資金は、7月と11月の2回に分けて入る予定で、まず今月に1億500万ユーロがバルセロナの手元に入る見込みとなっている。ただし、これはあくまでも新たな収入を得たわけでなく、すでに契約している放映権の収入を、将来受け取る前に先に使う形となっており、いわば将来入る予定のお金を前倒しで受け取る資金調達となる。これは2022年に行われた「経済的レバー」のように新たな資産を売却したり、一時的な特別収入を生み出したりするものとは異なり、すでに契約済みで受け取りが保証されている放映権の収入を前倒しで確保するための金融手法であるという。
バルセロナは今夏、ラ・リーガの財政規定で、クラブが得た収入をそのまま補強費や選手登録に反映できる「1:1ルール」への復帰を果たし、これまで苦しんでいた選手登録枠にも余裕が生まれ、現在確保しているサラリーキャップの範囲内で補強に動ける状況となっている。すでにバルセロナはニューカッスルからアンソニー・ゴードンの獲得を発表。そのほか、アトレティコ・マドリードのフリアン・アルバレスやドルトムントのカリム・アデイェミの獲得にも動いており、今夏は大型補強に乗り出す可能性が高まっている。
今回の資金前倒し調達の背景には、新カンプノウの工事の遅延だという。新スタジアムのVIP席などから大きな収益を得る計画だったが、工事の遅れにより、まだその収入が本格的に入っていない模様。一方でスタジアム改修に伴う費用や利息の支払いは続いているとのことだ。
新たに追加で資金を得る予定のバルセロナ。今夏の補強に注目が集まる。

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