ポルシェの米国法人の公式youtubeは日本時間の2026年7月23日、同社の大型電動SUV「カイエン ターボ・エレクトリック」の性能を、世界最大級の飛行機であるストラトローンチ・システムズ社の「ロック(Roc)」を用いて実証した動画を公開しました。
ロックは「空飛ぶロケット発射台」としてストラトローンチ・システムズ社が開発した飛行機で、2019年4月に初飛行を果たしました。
一方、高級SUVのポルシェ・カイエンは、高性能スポーツカー「911」などと並ぶ同社の人気モデルとして、ドイツ本国のみならず世界各国で人気を博しています。2025年には4世代目となる新型カイエンが登場。シリーズ初のフル電動モデルである「エレクトリック」と「ターボ・エレクトリック」が発売済みのほか、純ガソリンエンジン仕様や、PHEV(プラグインハイブリッド)仕様も2030年ごろまでに登場する予定です。
公開された動画に登場したのは、最高出力1139HP、最大トルク1500Nmを誇る最速モデルのカイエン ターボ・エレクトリックです。ポルシェの歴代市販モデルのなかで最もパワフルな1台であり、0km/hから100km/hに到達するまでの所要時間は2.5秒、最高速度は260km/hと公表されています。
そして動画では、離陸に向けて全力加速するロックの胴体の間を、カイエン ターボ・エレクトリックが全開走行する挑戦の様子が紹介されています。
このデモンストレーションは、ストラトローンチ・システムズ社の拠点である米国カリフォルニア州のモハーベ空港で実施されました。実際の走行では、カイエンがロックの機体前方へ行き過ぎるとランディングギアに衝突してしまう一方、加速で遅れを取ると今度はジェット噴射の直撃を受け、車両のコントロールを失う危険性があったとのこと。カイエンにはロックの加速力に負けないパワーと、万が一の際に事故を回避できるコントロール性能が求められました。
しかし、カイエンはレーシングドライバーのパトリック・ロング氏のドライブのもと、ロックが離陸するまで追従することに無事成功。ポルシェの公式Xは、このデモンストレーションを「これまで誰も実行しなかった挑戦(意訳)」として紹介し、同モデルの高い走行性能をアピールしています。

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