
まずやってみたのは「ビール」。何より冷たさがウリの「ビール」ですが、もしホットで飲んで美味しかったら居酒屋メニューにも……、なんて勝手な想像をしつつ試してみると。これがとにかく苦い。ビールが苦いのはわかっているが、高温のせいか苦味が増して感じる。炭酸も抜けてるし何より少しフーフーして飲むところに風情も何もない。ということでホットビールは“なし”。
続いて「メロンソーダ」。これはぜひとも一度ホットで飲んでみたかったドリンク。加熱すると泡がすごい勢いで鍋を覆う。
最後は「飲むヨーグルト」。今回選んだ中でも最もホットと程遠い飲み物。ホットミルクが美味しいんだから同じ乳製品として不味い訳がない、そんな自分勝手な解釈と共に加熱してみるとそこにはおぞましい光景が広がっていた。なんと固形物と液体に分離しているのである。白いフワフワした固形物と半透明の液体。何が起きたのかはわからないが、これは飲みたくない。しかし実験ゆえに、いやいや飲んでみると……。しかしこれがまた美味しいんです! ヨーグルトの程よい酸味と、より増して感じる甘みがベストマッチ。
ホットにしないものをホットで飲んでみると、ドリンクによってはコールド以上の味わいが生まれる事がある。ホット飲むヨーグルトでそう感じた。それはきっとコールドのまま飲んでいたら一生感じることが出来ない至福の味。皆さんもぜひ、ホット飲むヨーグルトお試し下さい。話のネタになりますよ。(木南広明)