朝7時台の電話にカルチャーショック!?
家の電話がなること自体、少なくなりましたね
ときどき福島に住む親戚などから、朝の7時くらいに電話がかかってくることがあるのだが、急用かと思ってびっくりしてしまう。でも決して急用ではなく、ふつうにかけているだけのこと。
それでも、フリーなので出勤がなく自宅で仕事をしているうえに、独身の私の場合、7時はたいてい寝ている時間なので、ちょっとしたカルチャーショックだったりする。

私がだれかに電話をかけるとしたら10時以降。というのも、10時より前に自分に電話がかかってきても出ないと思うから、自然と自分からもかけないようにしているのかも。でも一般的にはどうなんだろう。

参考までに、まわりの人たちに「他人に電話する時間帯」について聞いてみた。職業はさまざまだが、20〜30代を中心に聞いたところ、ほとんどの人が朝は9時か10時以降、夜は22時までなら、というこたえだった。


もちろん、電話をかける相手や、携帯か家の電話かにもよって微妙に違ってくることも。例えば「友人だったら24時までオッケー」「恋人は24時間中いつでも大丈夫」「子どものいる家は、18時以降は忙しいと思うのでなるべく避ける」とか、「仕事で急ぎであれば24時でもかける」など。私も仕事柄、深夜1〜2時でも電話でやりとりすることはあるので、仕事で遅くにかける、というのはわかる。でも仕事だからとはいえ、「そこまで親しくなければ、仕事で急ぎだとしても21時台は迷う」という意見もあった。

また、中には「とりあえず、これから電話したいということをメールしてから電話する」という人もいた。これはとても丁寧だと思うけれど、携帯がなかった時代には考えられないことだ。
聞いていくうちに、「電話なんて最近めったにしないけどね」という人もいたが、たしかにそれも納得。とくに家の電話はそう。私の場合も、今はほとんど家の電話にはかかってこないから、よけいに朝早い電話に驚くのかもしれない。

そしてやっぱり続々と出てきたのが、かかってくる方の朝早い電話についての意見。「うちの田舎も7時くらいにふつうにかけてくる!」「おばあちゃんからは朝の7時台にかかってくる」「実家からは朝6時半ぐらいでもかかってくる」「母親が朝8時半頃かけてくるけど迷惑」などなど、ちょうど私たちの親世代にあたる50〜60代、それより上の世代の人たちにとっては7時台の電話は当たり前のようだ。

福島に住む父親に聞いてみると、「こっちはみんな起きるのが早いから7時でもいいんだよ」とのことだっだ。
逆に夜はせいぜい遅くても21時までとか。親戚とか親しい間同士というのもあるのだろうけど。だいたい起きるのが朝5時という人の場合、7時が早いという感覚などないだろう。逆に、仕事で夜中2時に電話しているという方が、向こうにとっては考えられないことだろうし、常識の範囲が違うわけだからお互いさまってことか。

結局、時間の観念は人それぞれ。ライフスタイルによって変わってくるものだろうから、私もいずれ7時台に電話するようになるのかもしれないし。
うーん……、まだちょっと想像はつきませんが。
(田辺 香)