先日献血をしたら、クリアファイルをもらった。それに描かれていたなんとも可愛いキャラクターが「ご当地けんけつちゃん」。


このご当地けんけつちゃん、47都道府県の名物をモチーフにした衣装をつけており、クリアファイルの表面には47バージョンすべての絵柄が描かれている。パッと見るとウサギにも似ていて、かなり心をくすぐられるキュートさ! でも “けんけつちゃん”っていったい何者!?

日本赤十字社にきいてみると、
「けんけつちゃんは、厚生労働省が平成17年につくった献血推進キャラクターです」
同省のウェブサイトには詳しい説明が載っており、
『けんけつちゃんは“献血”をより多くの人に知ってもらい、参加してもらうために登場した、愛の妖精です』
とある。実は本当の名前は“チッチ”といい、“たすけアイランド”出身。さらにけんけつちゃんの仲間には、各血液型の妖精がいて、名前はそれぞれ“エイッチ”(A型の妖精)、”オータン“(O型)、“ビービー”(B型)、“エビリン”(AB型)。性格もそれぞれ違う。

一方、ご当地けんけつちゃんが登場したのは平成19年のこと。
青森のリンゴや山梨のブドウのようにわかりやすいものから、ウムムと悩んでしまうものまでバラエティ豊かで、見ているだけでも楽しい。

このクリアファイルは献血したら必ずもらえるもの?
「いえ、基本的にグッズは各都道府県のセンターにまかせています。どこにでもグッズがあるわけではありません」
グッズは全国の各センターでつくっており、義務ではないのでつくっていないところもあるそう。また、けんけつちゃん以外のオリジナルキャラクターを持っているセンターもあるとか。今回はたまたま東京都赤十字血液センターでクリアファイルをつくっていたけど、これもいつまであるかは不明。うーん、思っていた以上にレア度が高い! ちなみにこれまでに湯呑やストラップもあったという。


確実にグッズを手に入れる方法はない?
「“けんけつちゃん”のグッズなら、東京港区にある日本赤十字社本社1階にある“日赤サービス”では、いくつか販売しています」
ご当地モノではないが、フェイスタオルやぬいぐるみを置いているそうだ。

とりあえずご当地けんけつちゃんグッズに出会うには、献血をするのが一番の早道なよう。もしかしたら、あなたの街にも、ご当地けんけつちゃんのオリジナルグッズがあるかもしれませんよ。
(古屋江美子)