「大きなシウマイ(シュウマイ)の中から、こどもシウマイが沢山生まれてる……!」

これを初めて知ったとき、誰かに伝えたくて仕方ない衝動に駆られてしまった。とてもカワイイシウマイがお母さんシウマイから生まれているのだ。


そう、今回ご紹介したいのは、シウマイでお馴染みの崎陽軒さんが提供するウエディングプランのオプションのうちの一つ。その名も、ジャンボシウマイ! 写真の通り大きなシウマイをカットすると、中から沢山のシウマイが出てくるというものである。「グリーンピースは何で出来ているの?」、「実際に注文はきているのかな?」 そんな沢山の疑問も頭をよぎる。

そこで、株式会社崎陽軒の担当者に話を伺った。

――まず気になるのが、このシウマイの正体!
最初に疑問に思うのは、グリーンピース部分であろう。このグリーンピース部分は、「マジパン」で出来ているそうだ。
また、大きさは、列席される方の人数にあわせて3サイズから選択可能。一番大きいのは、重さ約12kgで、250mm×300mmとなっている。ちなみに、これを作るのには、点心を作る料理人が半日くらいも!? かかるそうだ。土台となる外側の部分が崩れないよう、作りあげるところに一番苦労するという。

――需要はどのくらいあるの!?
実際に、どのくらいオーダーがあるのかを聞いてみると、以下の回答が得られた。「年間100個程度のオーダーがございます。
ご婚礼のほか、一般の宴席で使われる方もいらっしゃいます」とのこと。なるほど、週に二回程度は、このジャンボシウマイちゃん、誕生しているんですね。
また、このジャンボシウマイへ入刀をし、中から小さなシウマイが出てくると歓声があがるようで、「挙式後のお客様から、当日のジャンボシウマイカットが楽しかったとのお声をいただくこともあります」と担当者は語っている。

――最後に、誕生秘話と込められた思いを聞いた。
そもそものきっかけは、「崎陽軒らしい演出を結婚式の2次会でなにかできないか」というお客様のご要望によるもの。この演出には、もともと中国の結婚式の風習(桃まんじゅうの中から小さな桃まんじゅうがでてきて、それを列席者に振舞うことで子孫繁栄、両家繁栄の願いが込められている)を、横浜(崎陽軒)バージョンとしたいという思いが込められているようだ(※桃まんじゅうもあるようです)。


「横浜らしいウエディングには、うってつけの演出で盛り上がること必至です」と担当者は語るが、本当に粋な演出になるであろう。きっと、このシウマイたちにトキめいてしまう人続出! ウエディングをお考えのみなさまは、是非候補にいかがでしょう!?

※値段
ジャンボシウマイ外側:8,400円(中)、15,750円(大)、26,250円(特大)
中のシウマイは一粒150円、50個より
別途サービス料10% 販売開始:2004年4月~
詳しくはこちら→http://www.kiyoken.com/wedding/honten/h_index.html

(ナナ)