ところでだ。
どういう事かというと。我々の時代には、「学校指定水着」ってあったじゃないですか。当たり前の話ですよね。もちろん今も、そんな制度が残る学校は多いらしいのですが。
へぇ~! 時代は変わるもんだな。しかし、だ。カラーを指定している時点で、選択肢の幅はあまり広がっていない気もする。結局、既存のスクール水着に着地してしまうケースが多いと思うのです。
じゃあせっかくだから、水着の特徴について解説していきましょうか。まず最大のポイントは、「フレアスカート」を採用していること。動くと、その度にスカートのダブルフレアーが軽やかに揺れるわけです。
また、袖口にもさりげないフレアーを施している。無地でもったりしがちな上半身のアクセントです。後ろ側はU バックのデザインにし、スッキリさせてみせた。「スカートはお腹やお尻を、袖口のフレアーは二の腕と、気になる部分を可愛くカバーできるので、人の目が気になりがちな思春期の子にも最適です」(担当者)
水泳を嫌う理由の一つに「肌を見せることへの抵抗感」が挙げられる。それを少しでも和らげるよう配慮したデザインが、これなのです。
それにしても、大胆な試みだ……。
フレアーが付いているので「タイムを競うには適していないかも……」という懸念も無いではないが、それを望む児童ばかりでもない。とにかく、まずは「水泳に親しんでもらう」ため、今回のようなチャレンジは必要なのかもしれない。だって同社には、既にこういう声が寄せられているんですよ?
「ウチには今年から1年生になる女の子がいます。
良かったですねぇ……。
そんな『ダブルフレアスカートワンピース』は同社のネットショップ「うきうき屋」で購入することができる。カラーは「ノーコン」と「クロ」の2色展開。ネット限定にしているのは、あくまで個人向けに販売している商品だからだそうです。
それにしても、時代はドンドン流れているんだな……。それこそ20年は小学校に行く機会がないので、「水着の自由化」という情報を耳にした時点で私は驚きでした。
(寺西ジャジューカ)