中国メディア・今日頭条は3日、サッカー日本代表の強さは欧州を主とする海外リーグに多くの選手が所属している点にあり、その数が中国をはるかに上回っているとする記事を掲載した。

 記事は、「ワールドカップでは敗退してしまったが、日本サッカーはあらゆるサッカーファンのリスペクトを勝ち取った」としたうえで、日本代表は3日のベルギー戦に先発した11人のうち10人が欧州のリーグに所属し、登録メンバー23人中15人が欧州の主流リーグに在籍していると紹介。
「これらの海外組選手たちも、日本サッカーが世界で競争力を持つうえでの担保になっているのだ」と説明した。

 そして、「現在、日本には海外クラブに在籍する選手の数が478人おり、53の国に分布している。なかでも日本はアジアで最も多い『欧州組』を持っており、その数は305人にものぼる。そのうち約13%にあたる40人が欧州各国の第一線のチームに所属しており、これは非常に素晴らしい成績である」と伝えている。

 また、クラブ選びにおいて選手たちが決して選り好みをすることなく、たとえオランダ2部、ベルギー2部といったグレードの低いクラブであってもオファーがあれば飛び込むと指摘。「こうして、欧州サッカー文化の薫陶を深く受けた日本選手たちが、徐々に日本をW杯の実力国へと押し上げているのである」と論じた。


 一方で中国については「海外にいる選手は135人で日本の28%。そのうち『欧州組』は132人いるが、気まずいことに誰1人としてクラブの第一線として根を下ろせていない。大部分の選手はユースチームに在籍していて、フル代表になるほどの力をつけていない」としている。

 記事は、「数、質いずれをとっても、海外選手における日本、韓国との差は非常に大きい。中国人選手が海外に行かない理由は多く、例えば中国リーグの給料が高すぎる、クラブが許さないといったことが考えられる。しかし現実は、もし中国選手が外に出なければ中国サッカーの成長は単なる夢に留まったままということ。
われわれがすべきは、選手たちが外に出たがらないという問題をいかに解決するかなのだ」と結んでいる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)



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