大変な費用を支払って豊胸手術を受けるも、なぜか体調不良を繰り返してドクターショッピングを重ね、しかし医師らは首をかしげるばかり。「命を落とす寸前まで行きました」と語ったのはフロリダ州在住のアン・ジーゲンホーンさんという女性。2011年から体重がやけに増えるようになり、視力が劇的に低下し、体のあちこちにヒリヒリと焼け付くような疼痛を感じるようになったという。
深刻な疾患に違いないと直感したアンさんは精神的にも不安定になり、自分は死ぬと思い込むようになった。診察した医師から告げられた病名は全身性エリテマトーデス(=狼瘡)、関節炎、甲状腺疾患と様々で、しかし詳しい検査が行われると誤診と判明。
この件に関して『The Naked Truth about Breast Implants』の著書を持ち、豊胸手術のトラブルに詳しいスーザン・コルブ博士は「私自身、豊胸手術を受けて30年になりますが、安全のため8~15年に一度はインプラントの交換が必要だと思っています。それを怠れば、アンさんのような状況に陥る可能性は誰にもあるということです」と述べている。
自分の経験を生かし、現在は豊胸手術後の不調や体調不良に苦しむ女性たちのサポートを行うグループのメンバーとして活躍しているアンさん。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)