とてもキケンな「雲のおっぱい」
雷注意報の出た6月19日、「雲のおっぱい」を撮ろうとスタンバってみたが、雷どころか一滴の雨も降らず。残念なような、ホッとしたような
おっぱい。男たちの永遠の憧れ。
コネタでも「みんな大好き冷たいおっぱい」「海の男が大好きな『オッパイ』」といったおっぱいネタが話題になったが、実は雲にもおっぱいがある。しかもこれ、大雨や雷、時には竜巻の前兆ともなる、とても危険なおっぱいである。

形は説明するまでもない。正しくは乳房雲(にゅうぼううん、あるいは、ちぶさぐも)と言い、雲の底部がおっぱいのようにコブ状になったもの。乳首はあったりなかったり。数はふたつ、とは決まってなくて、縦横に数個以上が並んでいることが多い。


普通、雲の底というのは平ら。デコボコしてるということは、気流が複雑に乱れてて、激しい上昇流や下降流があるということ。時には乳首の先端がにゅーっと延びて地面に届き、竜巻になることさえあるという。おー、こわっ。何故かおっぱいがあるうちは雨が降らないが、消えた後には激しい風雨や雷になることが多い。嵐を告げる、とても恐ろしい「おっぱい」なのである。


入道雲の下に現れることが多いので、梅雨本番の今から秋の台風シーズンまでが見頃。見頃と言っても、想像力に身を任せてボーっと見ていてはいけない。写真だけ撮って、さっさと建物の中に逃げないと。

ところで、おっぱいの大きさと、やがて襲ってくる嵐の激しさとに関係はあるのか。大きい方が激しいのか、小さい方が激しいのか。ちょっと気になるが、話が下品な方向に展開しそうな雲行きなので……このあたりでおしまい。
ネットで「乳房雲」と検索すると、驚くような「雲のおっぱい」の写真が見つけられます。
(R&S)