キャッシュカード、クレジットカード、免許証に保険証にSuicaにデビットカード、それから会員券にスタンプカード。もう財布の中がパンパンです。


中でもウザいのが、ネットバンク利用時の暗証コードが印刷されたカード。家賃の振り込みで毎月使うはずなのに、なぜかいつもなくなるんですよね。

「これ、1枚にまとめられないんですかね?」と、あるIT系企業の偉い人に聞いたことがあるんです。そしたら「技術的には可能だけど...」とつれないお言葉。いろいろ大人の都合で、実現が難しいんだそうです。

そんな中、目から鱗のアプリがありました。
「カード類」です。

これ、iPhoneカメラで各種カード類を撮影して、整理整頓しちゃおうというもの。キャッシュカードみたいに、磁気読み取りが必要なカードは無理ですが、クレジットカードの会員番号など、番号情報だけが必要なカードの場合は、これで充分なんですよね。

なによりパンパンの財布から、いちいちカードを探さなくて済むし、うっかり財布を落として涙目、なんてこともなくなる。見た瞬間にポチってました。しかも今なら嬉しい半額セール中。
85円で買えちゃいます(2011年7月24日現在)。

使い方はシンプルで、アプリを起動後にカメラでカードの表裏を撮影し、カードの名前などを入力するだけ。多少いい加減に撮影しても、四隅をトリミングしたり、歪みを調整したり、明るさやコントラストを調節できるので大丈夫です。

この時、カードの種類に応じて「種別ラベル」をつけておけば、後から絞り込み検索ができるので便利です。メモ欄にカードの有効期限などを残すこともできますよ。

カード情報を確認する時は、カードホルダー状のメニュー画面から、カードをタップすれば拡大表示されます。
後からカード情報を編集するのも自由自在。4桁のパスコードを設定したり、データをPCにバックアップすることもできるので、安心です。

ちなみに、ちょっとした情報を撮影して、メモがわりに保存する用途にも使えます。文字情報を認識するOCR機能はついていませんが、緊急の用途には便利ですよ。

それにしても、一般的なカードとスマートフォンの液晶画面って、ほとんど同じサイズなんですよね。あらためて驚きました。
磁気情報は無理でも、バーコードで読み取るタイプのカードなら、液晶画面でも問題なく使えるかもしれません。早くそんな風にならないかな、なんて想像がふくらみます。

でもって最大の懸念点はというと、iPhoneを落とさないこと。実はこの前もiPhone 3GSを紛失して、iPhone4に機種変更したばかりなんですよ。再び落とさないように、重々気をつけますです、はい。
(小野憲史)