8月3日は「ハイサワーの日」だったそうです。「ハイ(8)サ(3)ワー」だけに、8月3日。
なるほどね! そんな記念すべき夏の日に発売されたのは、その名も『ハイサワー 炭酸レシピ83』(税込1,000円)なる一冊。ハイサワーを用いた83(ハイサワー)通りのレシピが、同書には掲載されているそうです。

では、この本が発表された経緯についてを。
「営業で各地の居酒屋を回る際、お店の人にハイサワーを活用したレシピをよく教えてあげてて、それらを博水社のホームページで公開していたんです」(博水社・田中秀子社長)。そのページが評判を呼び、今回の出版と相成った。営業先の居酒屋で教わった裏メニュー、お客さんから聞いたご家庭レシピ等も同書には掲載されているそうです。


ちなみに『ハイサワー 炭酸レシピ83』には、あのタモリさんが絶賛したレシピもあるとのこと。というのも以前、『タモリ倶楽部』が博水社の倉庫に訪問し、延々と飲み続ける企画があったらしいのです。その際、人気が集中したのは『輩ボール』(氷の入ったグラスにウイスキーを注ぎ、ハイサワーうめを加える)なる新メニュー。同書の46ページに、しっかりと掲載されていますよ!

じゃ、このレシピ本を参考に、私も何か作ってみようかな。う~ん、じゃあ今回は、『シュワっとレモンそうめん』にチャレンジしてみましょうか! 作り方は、すこぶる簡単。めんつゆを規定の稀釈量のハイサワーレモンで薄め、そこにお好みの薬味を入れ、そうめんをつるつるっといただく一品であります。


しかし、やっぱり躊躇するよな……。だって、めんつゆから“シュワシュワッ”っと炭酸が発生しているんですもの。では勇気を持って、いただきましょうか! ……新しい(笑)。柑橘系風味が特徴のそうめんです、これは。

ここからは、正直な感想を。これ、美味しいと思います? ぶっちゃけ、初めは私も面食らった。
しかし3口目辺りから、その魅力を理解できるようになる。段々、クセになっていく。「なんか食が進まねぇなぁ」みたいな時は、このくらいパンチが効いてる方がありがたい。特にネギとか大葉とか青じそとか白ゴマとか、とにかく薬味を入れると魅力も倍増。それらのアクセントとレモンと炭酸が一体となり、余計美味しくなります!
「『ダマされたと思ってやってみてよ』って居酒屋さんに勧めたら、みんな美味しいって言うんですよ! 『ランチでやってみようかな』とか『二日酔いの時にいいかも』なんて反応がありました」(田中社長)

次に試してみたのは、その名も『みりんサワー』。グラス1/5量の本みりんに、ハイサワーうめを注ぎ、氷を浮かべれば出来上がり!
色味は非常にお洒落です。
白ワインのような雰囲気もある。では、いただきます! ……おぉ、美味しい。落ち着いた甘みがある。みりんがいい仕事をしているんでしょうね、大人な甘さです。梅風味はそこまで強くないものの、このフルーティな感じはハイサワーのお陰でしょう。気分を落ち着かせるため、もしくは寝る前に心身を癒すナイトドリンクにしたいメニューでした。


ちなみに、田中社長のオススメは『簡単カプレーゼ風』なる一品。クリームチーズを練ってなめらかにし、そこにハイサワーレモンを注いでさらにクリーミーになるよう混ぜると、炭酸とレモンが効いたチーズドレッシングの出来上がり! そこに輪切りにしたトマト等を付けて食べると最高だそうです。
「これ、割烹料理の板前さんが考案してくれたメニューなんです。本当に美味しいディップみたいになるんですよ!」(田中社長)

現在、田中社長は各地の書店を回り、この同書に掲載されているレシピを店舗前で実践中とのこと。いわば“実演販売”を行なっているそうなので、運が良ければこれらのメニューを街中で体験できることになるかもしれません。

それにしても、料理にハイサワーを活用したのは初めての経験でした。

(寺西ジャジューカ)