チャンスは年に2回! ムーミン谷にありそうなシブイ給水塔に登る
【上】赤の三角屋根がステキ!【下】東山給水塔の入口と昨年配られた缶入り「水道水」(今年はパッケージ一新らしいです)
名古屋の覚王山という風光明媚なエリアに、変わった塔が立っていると聞いたので行ってみた。

駅を降り、てくてく歩くこと10分くらい、豪邸が立ち並ぶ閑静な住宅街に突入。
高台に位置した住宅街からの眺めは最高。あぁ、金持ちっていいなぁ…とか思いながら歩いていたら、あった!

うおおお、住宅街の一角にずどーんとそびえ立つ、蔦の絡まり具合が年季を感じさせるシブイ塔。かっこいい…。どことなく、ムーミン谷にありそうな雰囲気…。最近、巨大仏ウォッチが、少しブームになっているけど、これも近いもの感じる。日常の中の非日常感。
日常の中の異界感! 塔の周りだけ空間が歪んでる感じがする。

これは、東山給水塔という、昭和5年3月に建設され、昭和48年2月までの約43年間、千種区覚王山一帯の高台に給水するための配水塔として活躍していた歴史ある建造物。

現在は、災害対策用の応急給水施設に改造され再利用中されており、内部には、名古屋市水道の貴重な資料や古い給水器具などを展示、塔上部の展望スペースでは名古屋市内を一望することができるそうだ。

しかし、一般人に塔が開放されるのは年にたった2日の8月8日と春分の日のみ。開放日には、「名古屋の水」という名古屋の水道水が入った飲料缶が無料でもらえるので、こちらも要チェキだ。

年に2回しか入れないというレア感。
私が近所に住んでいたら毎年ワクワクしていたに違いない。近場の方は是非、今週末は、こぞって行ってみて下さいまし。(エキサイトニュース編集部たんなお)