看板には「知る区ロード・みみのオアシス」とある。「知る区ロード」というのは杉並区に作られた区内全域をめぐる遊歩道のことで、「西の輪」「東の輪」という二つのコースからなっている(全長なんと36km!)。コース上には4つの「オアシス」があり、ここ「みみのオアシス」はその一つというわけ。
「みみのオアシス」には、近くの竹林が風に揺れて立てる音を聴くための装置がいくつも置かれている。その装置に耳を当てると、普段自分の耳で聴く音ととは違った音が聴こえてくる。見た目も面白い装置は、ぶらさがりながら耳を当てる「ぶらさがるみみ」、かがまないと聴けない「かがむみみ」など。
それにしても、散歩する人が頻繁に近くを通り過ぎる中、突然地面にしゃがみ込んだりするのは結構勇気が必要だったなー。一人で来るのはちょっとオススメできません(私が写っている写真はすべてセルフタイマー撮影)。
「みみのオアシス」に行ってみたい!という方には、荻窪駅から関東バスに乗るのがオススメ。
また、「知る区ロード」上にある残る3つのオアシスも、時をテーマにした「ときのオアシス」、素足で感触を楽しむ「はだしのオアシス」、嗅覚で遊ぶ「はなのオアシス」と、なんだか面白そうなのでぜひどうぞ!(スズキナオ)
「みみのオアシス」
東京都杉並区宮前2―12<地図>