夏の日中、閉め切った部屋は何℃になっているのか
4畳半に置いた体温計が42.4℃を記録! もう少しで壊れるところでした
暑い日が続く中、ちょっと涼しい夜があった。今宵はクーラーを使わず窓を開けて過ごそう、と寝ていたら、出るわ出るわ、明け方になって寝汗が。
昨夜飲み過ぎたかな、と思い温度計を見ると、しっかり30℃を指しているではないか。飲んでなくても汗が出そう。

窓を開けていて朝からこの暑さ。一人暮らしの筆者、部屋には日中誰もいない。もちろん閉め切ってある。帰宅するとモワっと気持ちの悪い熱気が立ちこめているのだが、日中いったい何℃まで上がっているのだろう。
気になったので調べてみた。

最高気温を調べるには「最高最低温度計」という特殊な温度計を使えばよいが、近所には売ってない。そこで体温計で代用することに。水銀体温計は振らない限り表示が下がらないから、最高気温を測るのにグッド。35℃は超えているに違いないし、0.1℃単位で測れるのも頼もしい。一本しかないので、晴天の暑い日を選んで一日に一部屋ずつ、いろんな部屋を測ってみることにした。


筆者宅は東京23区にある2階立てアパートの2階。込み入った住宅街にあるが日当たりはまずまず。まずは居室の6畳間から測定。窓は南西向きでレースのカーテン。約1.3mの高さ、日の当たらない棚に朝8時に体温計を置いて出かけ、夜9時の帰宅時に見てみる。なんと39.2℃! 予想以上の値。
もよりのアメダス(東京・練馬)の最高気温は34.2℃だから、5℃も高いではないか。

翌日は、クローゼット代わりの押入に体温計を置いてみた。アメダス36.0℃に対して体温計39.3℃。こちらは3.3℃の差だから、居室に比べるとやや涼しい。

お次は物置代わりにしている4畳半。同じく南西向き、窓はすりガラス。
この日は暑かった。アメダス36.8℃に対して体温計なんと42.4℃! 危うく体温計を壊すところだったぜ。今回の最高記録ナリ。

北東窓のトイレはどうか。アメダス34.9℃で体温計は36.3℃、差はたった1.4℃とわりと涼しい。小窓をいつも開けっ放しにしてあるバスルームは? アメダス33.5℃、体温計35.7℃で差は2.2℃。
最後にキッチン。冷蔵庫の熱が影響しているらしく、北東向きだがアメダス32.0℃で体温計35.1℃、差は3.1℃とやや大きくなった。

まとめてみると、外気温と室内温の差が大きな順に、

南向き4畳半>南向き6畳>クローゼット>北向きキッチン>北向きバスルーム>北向きトイレ

となった。南向きの部屋は屋外より5℃以上高温になる。外気温が35℃を超える日、室内は40℃を超えていることに。いやー、あまり想像したくないです。
ところで、42.4℃を記録した4畳半、筆者は洗濯物を干していることがある。高温&多湿、部屋がカビだらけになるのでは……と心配になったが、カビの繁殖は28℃が最高潮で、35℃を超えるとあまり活動しないらしい。ちょっとホットしました。
(R&S)