世界初の缶入りワイン「バロークス」を体験!
キーンと冷やして飲みたい! デザインも素敵な「バロークス」のワインとスパークリングワイン
お風呂上がりに「ぷはーっ」とビールを飲む姿に、ちょっとした憧れがあった。

なぜなら、私は断然ワイン派なので、そういう習慣が全くない。
どこへいっても「とりあえずビール」もなしに、いきなりワインを飲むほどワイン好きなのだ。そんな私が最近ハマっているのが、缶入りの「バロークス」というオーストラリア産ワイン。缶に入ったワインは今までありそうでなかったので、これはなにより嬉しい発見!

さっそく風呂上がりの「ぷはーっ」を体験。もちろん炭酸のすっきり感とは違うので「ぷはーっ」とはいかないが、キーンと冷えたワインが手軽に飲めるなんて最高! お味も瓶のワインと比べても遜色なく、フルーティで飲みやすくて、とても美味しい。

すっかり気に入ってしまい、いろいろ聞きたくなったので、輸入元の日本酒類販売株式会社に問い合わせてみた。

すると、「バロークス」の赤と白のワインは2005年春から発売されているとか。
さらに2005年の秋には赤、白のスパークリングワイン、2006年12月にはロゼのスパークリングワインまで登場。そんなに種類があったとは! 私はまだ赤、白のワインしか飲んでないので、ぜひスパークリングも飲んでみたいところ。

それはそうと、これまで缶入りワインがなぜなかったのかというと、アルコール度13%前後の100%純粋なワインは、缶ではわずか数カ月間しか品質を維持できなかったからだとか。そこで、研究に研究を重ねて開発に成功したのが「バロークス」なのだ。これまでも世界各国で缶入りワインの製造開発は行われてきているが、成功したのは唯一「バロークス」のみという。そんなすごい技術により、すでに日本を含む5カ国で特許取得済みとなっているとか。


さらに誕生秘話がまた良いのだ。なんでも、開発者のひとりであるグレッグ・ストークス氏が自宅でワインボトルを倒し、割れそうになったことがあり、「なぜ、世の中に缶のワインがないのか」と思ったところから、自ら缶入りワインを開発しようと決めたのだとか。素朴な疑問から始まっているにも関わらず、その行動力だけでなく、開発にかけた情熱と忍耐力には驚いてしまう。

「バロークス」は、主に関東の西友、クイーンズ伊勢丹、OMOキノクニヤ、やまや、カルディコーヒーなど、また大阪ではいかりスーパーなどで販売されているほか、ピザーラではお酒免許のある約180の店舗でおいているそう。

「ワインはボトルというイメージが強いですが、最近では紙のタイプもありますし、『バロークス』のような缶入りも出ることで、ワインを楽しんでいただくのに、広がりを持ってもらえたらと思っています」というのは、日本酒類販売(株)の水嶋さん。

250ml(グラス約2杯分)と飲みきりサイズで、ちょっと飲みたいときに良いし、瓶と比べて冷えやすいのもグッド! ワインを楽しむひとつの選択が広がったのはたしかだ。


持ち運びにも便利なので、これからはまず新年会に、そして春先にはピクニックやお花見などのアウトドアにもぴったり。珍しいので、おみやげとしてもオススメ!
(田辺 香)