遊びかたは無限大! 新感覚のオモチャ「bilibo」
(上)「bilibo」(3,150円/6色)<br>(中)「babal」(1,890円/6色)<br>(下)「bilibo mini」(1260円/2色組み3種)と「bilibo pixel」(840円)<br>※「bilibo mini」に入っているのは「bilibo pixel」のチップ
子どもの想像力はスゴイ。そしてまた、子どもは遊びのプロだ。
オモチャを渡して「こうやって遊ぼうね」と提案するよりも、自由気ままに遊ばせておくと、思いもよらない発想で大人を驚かせることがある。

そんな子どもの想像力を育てる新時代のオモチャが登場した。それが「bilibo(ビリボ)」。亀の甲羅のようなコロンとしたタマゴ型で、ポップで品のある色使いが可愛らしい。でもこれ、いったいどうやって遊ぶもの?――実は答えはなし。

「具体的な遊び方を押し付けなくても、子どもは自分たちで遊び方やルールを探していけるんですよ」
と言うのは、biliboを販売するAssistOnの広報担当の斉藤さん。
スイス生まれのbiliboは子どもたちの自由な発想を伸ばすために生まれたオモチャだ。遊び方の決まりはなし、各自が自由に考えてOKという画期的な遊具。

例えば、biliboに乗ってユラユラと揺れてみたり、ぬいぐるみや大切なものを中に入れたり、太鼓のように叩いたり。頭にかぶって遊んでもいい。

もちろんこれはほんの一例で、年齢や興味、想像力によって遊び方は無限大に広がる。また室内だけでなく、砂場やプール、雪山など使えるシーンも色々。
それを考えるのも楽しい。

「biliboのなかに座るのはとても心地がいいんですよ」
と聞いて、恥ずかしながら私も店頭で座ってみたのだが、あまりに楽しくて驚いた。ただユラユラ揺れるという単純な動きが妙に気持ちいいのだ。もう少し大きなサイズがあれば、私も欲しいくらい。大人の私がこんなに楽しいなら、子どもにとっては相当だろう。まずは店頭で実際に触って、この楽しさを体感してほしい!

ヨーロッパでは、保育園・幼稚園で遊具として、小学校では体育授業の教材としても使用されているというbilibo。
機能性やデザイン性も高く評価され、数々のデザイン賞を受賞しているほか、サンフランシスコ現代美術館の永久所蔵品にもなっている。

他にもシリーズ商品がある。「bilibo pixel(ビリボ・ピクセル)」は色とりどりの36枚のチップで、様々なゲームを創造できる楽しいサイコロ。biliboを小さくした「bilibo mini(ビリボ・ミニ)」と組み合わせても面白い。また2つのボールを組み合わせた「babal(ババル)」は、一見普通のボールのようだが、小さなボールが取り外し可能。頭の上に乗せてバランスをとったり、開いた穴の部分に物を入れたりと普通のボールではできない遊び方ができる。


大人になるにつれて、どうしても固くなってきてしまう頭。biliboシリーズで遊ぶ子どもたちの柔軟な発想には、私たち自身が学ぶことも多いかもしれません。
(古屋江美子)

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