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京大の入試と「折田先生像」

センター試験が終わって1カ月が過ぎ、25日には国公立大学2次試験の前期日程が始まる。まるで受験生を出迎えるかのように折田先生像が姿を現す季節だ。

京都大学といえば、「アジ看板」がずらりと並んでいることで有名だが、入試の時期になると、何者かによって制作された「台座と像」と「横の看板」がセットの「折田先生像」が出没する。

去年の折田先生像は、不二家のキャラクター「ポコちゃん」だった。また、一昨年の2006年には、ちびまる子ちゃんのキャラクター「永沢くん」が小さな「藤木くん」の人形を持った「折田先生像」が登場。
2005年には、Dr.スランプのキャラクター「スッパマン」バージョンが登場し、横の看板にはこんな文面が。
「折田彦市先生は、ペンギン村の英雄(ヒーロー)として京大の平和維持に尽力し、京大に自由の学風を築くために多大な功績を残した人です。どうにかこの像を汚さないで下さい。 ウメぼしたべて スッパマン!」

折田先生像は元々、本当に折田彦市先生の銅像だった。折田彦市は第三高等学校(京大の前身)の校長だった人だ。その偉大な折田先生の銅像が京大の構内に設置されていたが、他の京大の銅像と同じく、80年代にスプレーで落書きされて以来、様々な「悪戯」を受けた。落書きだけにとどまらず、樹脂製の手をつけられて「れーにん」にされたり、巨大なかぶせもので「モアイ」にされたりと……。

これに対して、大学当局は銅像を清掃し、横に看板を立てた。
「折田彦市先生は、第三高等学校の校長として京大の創設に尽力し、京大に自由の学風を築くために多大な功績を残した人です。どうかこの像を汚さないで下さい。 総合人間学部」
しかし、悪戯がおさまるわけもなく、その看板は以後、「横の看板」の元ネタとなる。

そしてついに1997年には、銅像の折田先生像は撤去され、以後、台座ごと自作の「折田先生像」(ハリボテ)が出没している。

なお、誰が制作しているかということは、昔からの謎。京大の伝統としてたぶん誰かが継承しているのだろう。

折田先生はこんなつもりではなかっただろうが、彼が築いた京大の自由な学風を象徴するようになった折田先生像。今年も新たな像が出没するのだろうか。
(もがみ)

※本文その後は、「平成20年度版 折田先生像について(08年2月29日配信)」(*京都大学高等教育研究開発推進機構)をご覧ください。
※関連記事のコチラ(IT media 08年2月29日配信)もチェック!

折田先生を讃える会HP
「折田先生像」について(2007.3.20)*京都大学共通教育推進部

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2008年2月21日のコネタ記事

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