中国の自動運転企業「小馬智行(Pony.ai)」が発表した2025年4~6月期決算は、売上高が前年同期比75.9%増の2150万ドル(約32億円)となった。一方、純損失は72.5%増の5330万ドル(約79億円)と赤字も拡大した。

同社は自動運転タクシー(ロボタクシー)事業、自動運転トラック事業、技術ライセンス事業の3事業を手がける。うちロボタクシー事業の売上高は157.8%増の150万ドル(約2億2000万円)。全体に占める割合は小さいものの、中核戦略事業として着実に成長している。

すでに北京、上海、広州、深圳の4都市で完全無人ロボタクシーの商用サービスを展開するほか、今年に入ってからは中東や韓国、欧州などでもロボタクシー事業を進めている。

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今年6月には、北京汽車集団(BAIC)および広州汽車集団(GAC)と提携し、第7世代ロボタクシーの量産を開始した。小馬智行のロボタクシーはすでに500台を突破している。創業者で最高経営責任者(CEO)の彭軍氏は、年内の1000台達成は確実だと自信を示した。

*1ドル=約148円で計算しています。

(36Kr Japan編集部)

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