来月の「マスターズ」前週に行われるPGAツアーの「ヒューストン・オープン」(11月5~8日、テキサス州)で、一日2000人の観客が動員されることが発表された。
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6月のツアー再開以降、これまでドミニカ共和国で少数の入場、2週後の「バミューダ選手権」でも観客が入場することが発表されているが、米国内では初。
同大会には現在世界ランキング1位のダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカ、リッキー・ファウラー、フィル・ミケルソン(いずれも米国)、ジェイソン・デイ(オーストラリア)らが出場を予定している。
一方で12月の米LPGAツアー最終戦の「CMEグループ・ツアー選手権」(12月17~20日)、その前週に開催されるPGAツアーのツアー外イベント、「QBEシュートアウト」(12月11~13日)はともに“無観客試合”での開催が発表された。
2大会はともにフロリダ州ネイプルズのティブロンGCで開催されるが、QBEシュートアウトのトーナメントディレクター、ロブ・ハートマン氏は、「とても難しい決定だったが、地元ネイプルズの人々、ツアー選手、キャディ、大会関係者の健康と安全が第一」とコメントを発表した。
CMEグループ・ツアー選手権は20年シーズンのツアー最終戦で、年間ポイントレース上位70名に加えスポンサー推薦で2名が出場。昨年の優勝賞金は女子ゴルフ史上最高額の150万ドル(約1億5750万円)だった。
米国では16日に感染者の累計が800万人を超えるなど再び感染拡大となっている。
米LPGAツアーは2021年スケジュールの発表をしていないが、恒例となっている2月のアジアシリーズ開催は非常に厳しいのが現状。例年は1月にフロリダ州でシーズンが開幕するが、「おそらく2月末か3月上旬までずれ込むのでは」(ツアー関係者)と予想される。
最終戦の前週にはメジャーの「全米女子オープン」(12月10~13日、テキサス州)が控えるが、主催の全米ゴルフ協会(USGA)からはいまだ無観客試合になるなどの詳細は発表されていない。しかし場所は今回観客を動員するヒューストン・オープンと同じテキサス州ヒューストン。PGAツアーの結果次第では全米女子オープンにも朗報となるかもしれない。(文・武川玲子=米国在住)

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