■20代投資家の3人に1人が「セミナー」を利用
株式投資に取り組む全国の800人(学生を除く)を対象に行った今回の調査で、「株式投資について学ぶために購入したことがあるもの」を尋ねた結果を年代別に分析したところ、世代によって学習スタイルの差が際立つ結果となった。20代では、「セミナー(単発開催のもの/現地・オンライン問わず)」が33.9%で1位となったのに対し、30代~60代では「無料の情報・サービスしか利用したことがない」が1位を占め、特に40代・50代・60代では3割を大きく超えている(40代:34.3%、50代:35.2%、60代:38.5%)。
ただし30代は、「無料のみ」が28.4%で、2位の「日本経済新聞(日経電子版を含む)」が27.6%、3位の「セミナー」も25.0%と、いずれも近い数字となっており、さまざまな学びを使い分けている様子がうかがえた。また、70代では「日本経済新聞」(32.1%)がトップに。
個人投資家が「株式投資を学ぶために購入したもの」
■「新聞・雑誌」の独学が中心のシニア層
世代によって特に大きな差が出たのが「セミナー」、そして「スクール(継続受講のもの/現地・オンライン問わず)」。20代では、およそ3人に1人(33.9%)が「セミナー」を利用したことがあると回答しており、最も少なかった50代の7.5%と比べると約4.5倍となった。「スクール」についても、20代の利用率は5人に1人にあたる20.5%にのぼり、50代の1.9%(約11倍)、60代の0.8%(約25倍)を大きく引き離している。
その一方で、60代・70代のシニア層から多くの支持を得たのが「株雑誌」。回答率はいずれも約3割に達しているが、20代では10.7%に留まった。
シニア層が新聞・雑誌や無料情報を主軸とした「独学」で株に取り組んでいるのに対し、20代の若手投資家たちは自らすすんで学びの場に参加し、より能動的に教えを請おうとしていることが伺える結果に。
オンライン学習が定着してきたこともあり、投資家としての出発点そのものが変わりつつあると言える。
■20代の約6割が学びに「10万円以上」を支出
同調査では「株式投資について学ぶために使った金額」についても調査を実施(株式等の購入代金は含まない)。ここでも、20代投資家の学びに積極的な姿勢が浮き彫りになり、「若者はお金をかけない」という従来のイメージを覆す結果となった。20代のうち、学習に使った金額の累計額が「10万円以上」と回答した人は約6割(60.7%)にのぼり、これは50代(26.4%)の約2.3倍となっている。60代(28.5%)や70代(30.7%)と比較しても、その差は歴然。
若い世代ほど「知識への先行投資」を惜しまない傾向が、今回の調査によって裏付けられた。
■40代と70代の5人に1人は「学んでいない」
学びに積極的な若者が増えている一方で、「(有料・無料にかかわらず)株を学ぶために利用したことがあるものはない」と回答した人も一定数おり、なかでも、40代(20.3%)と70代(21.4%)では約5人に1人が何も学ばずに投資を行っている実態も浮かび上がった。株式投資ではわずかな知識不足が大きな損失に直結することもあるため、年齢や経験を問わず「必要な学びを得たうえで取り組む」という意識の底上げが求められる。
調査内容:株式投資の学習に関する実態調査2026
調査対象:全国の20代~70代の個人投資家(学生を除く)
調査人数:800人(男性399人、女性401人)
調査期間:2026年3月16日
調査方法:インターネット調査
調査主体:株式会社トレジャープロモート
<参考>
株の学校ドットコム『株式投資の学習に関する実態調査2026』

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