あなたの朝がいつもイイ朝でありますようにニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。4月12日放送分のテーマは「日本の万年筆の歴史」です。

国産「万年筆」開発のきっかけとなった「言い表せない衝撃」とは...の画像はこちら >>

※画像はイメージです

日本の万年筆の歴史は1895年(明治28年)、「丸善」が欧米から輸入し、販売したところから始まります。

その後、日本企業が次々と国産万年筆の開発に乗り出します。まず1911年(明治44年)、阪田久五郎が広島県呉市で、国産万年筆の製造を始めました。

阪田氏が万年筆の開発に乗り出したきっかけは、イギリスに留学していた友人から、お土産としてもらった万年筆に衝撃を覚えたからだそうです。

阪田氏は「万年筆というものを生まれて初めて見たときの心のときめきは、言葉で言い表せないほどだった」と、そのときの心境を語っています。この出会いが原点となり、阪田氏は万年筆に生涯を捧げることになりました。

そんな阪田氏が創業した会社が、現在の『セーラー万年筆株式会社』です。

「セーラー(SAILOR)」の名前は、創業者・阪田久五郎の「いつかは海外へ展開していきたい」という想いと、「1人の提督・司令官よりも、多くの水兵(セーラー)が大切だ」という思想が由来となっているそうです。

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