親の持病や家計の節約を理由に実家で生活を送る一方、家族関係の悩みや将来的な経済的負担を抱えながら、自身のキャリアとの両立に葛藤する人もいます。

All About ニュース編集部は、2026年3月25日、現在実家暮らしをしている人を対象にアンケート調査を実施。
毎月の生活費や貯金額、実家暮らしをしている理由などを聞きました。

今回は、富山県富山市在住・38歳男性のエピソードを紹介します。

■回答者のプロフィール&実家の状況
回答者本人:38歳男性
職業:Webライター
在住:富山県富山市
家族構成:親2人、子供2人(自分・妹)
世帯年収:父(200万円)、母(200万円)、自分(350万円)、妹(250万円)
実家の間取り:2LDK

■毎月の生活費や貯金額は?
実家に入れている生活費:2万円
交際費:2万円程度
毎月のお小遣い:3万円
毎月の貯金額:2万円
貯金総額:600万円

総務省統計局が発表した「家計調査報告 家計収支編(2024年)」によると、35~59歳男性の1カ月の平均消費支出は18万7902円です。そのうち、住居費の平均は2万6605円ですが、家賃などは地域や条件によって差が出てくるので、住居費を除いた16万1297円が回答者の属性に近い平均生活費ということになります。

実家を出るかどうかについては「実家を引き継ぐ必要があるため、出る予定はありません」と話しました。

■「父親が持病を抱えている」
実家暮らしを選んでいる理由を尋ねると「父親が持病を抱えている関係で、何かあったときに自分が対処しなければならない状況にあるため、実家暮らしをしなければならないです」と回答。

さらに「生活費が高騰している中で、少しでも費用を削りたいこともあって、実家暮らしを続けています」と話してくれました。

■「父親との関係悪化で……」
実家暮らしで苦労していることを尋ねると、「父親との関係悪化で、苦労している部分があります」といいます。

具体的には「言っていることを何も聞かず、毎日のようにトラブルを起こしているためストレスが溜まって苦労しています。仕事も集中して行えない状況が起きているため、実家以外のところで仕事をしたい気持ちが強まっています」と、複雑な胸の内を話してくれました。

お金に関する悩みでは「毎月の生活費をどれくらい入れればいいか悩みがあります。そろそろ母親も仕事を退職する可能性があることから、より多くのお金を入れるべきか考えています」と続け、金銭面でも家族を支えようとする様子が伺えます。


実家継承と家族ケアを担いつつ、父との不和や家計分担に葛藤を抱えています。仕事に集中できる環境と家族のサポートの両立を模索し続ける、難しい局面といえそうです。

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