秋田県湯沢市の南部に位置する「小安峡温泉・秋の宮温泉」は、それぞれ異なる個性と深い歴史を持つ温泉地です。

秋の宮温泉は、奈良時代に行基によって発見されたと伝えられる秋田県内最古の温泉郷。
武者小路実篤といった文人にも愛された風光明媚な景観が魅力で、各宿が独自の源泉を持つぜいたくな湯処として知られています。

役内川のせせらぎが響く静かな佇まいは、まさに「桃源郷」のような癒やしを与えてくれます。

一方、小安峡温泉は、江戸時代初期から続く歴史ある湯治場です。皆瀬川の浸食によって生まれた深いV字渓谷沿いに温泉街が広がります。

中でも、岩の裂け目から轟音とともに熱湯と蒸気が噴き出す「大噴湯」は、世界でも珍しい地質学的特徴を持つ名所。大地の力強い鼓動を間近で体感できます。

四季折々の渓谷美、特に秋の紅葉シーズンは湯けむりとブナの黄金色が織り成す絶景を楽しむことができ、訪れる人々を魅了し続けています。

■「小安峡温泉・秋の宮温泉」周辺には何がある?
「小安峡温泉・秋の宮温泉」を訪れたなら、まずは小安峡のシンボル「大噴湯」の散策が欠かせません。約60メートルの階段を降りた遊歩道では、噴き出す蒸気を間近に見ながら、足湯で一息つくこともできます。

グルメでは、日本三大うどんのひとつとして名高い「稲庭うどん」が有名です。滑らかな喉越しと強いコシは、かならず味わいたい逸品。

また、地元ブランドの「皆瀬牛」や、清流が育んだイワナ、ヤマメといった渓流魚、山菜料理など、自然の恵みをふんだんに使った郷土料理も楽しめます。


アクティビティ派には「とことん山キャンプ場」でのアウトドア体験や、近隣の「泥湯温泉」へ足を延ばして秘湯巡りをするのもおすすめ。さらに、冬には巨大な氷柱「しがっこ」が現れるなど、年間を通じて秋田の豊かな自然を体感できるスポットが充実しています。

この記事の執筆者: All About ニュース編集部
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