老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな年金初心者の方の疑問に専門家が回答します。

今回は、パートとして働き、今後4年間は厚生年金に加入できる可能性がある女性からの質問です。

■Q:60歳・女性です。パートで年収170万円ほど働いており、今後4年間だけ厚生年金に加入できる可能性があります。将来の年金額ってどれくらい増えるでしょうか?
「私は60歳の女性でパート勤務です。年収は170万円ほどで、今後4年間だけ厚生年金に加入できるかもしれません。厚生年金に入ることで、将来の年金額はどのくらい増えるのでしょうか?」(千春さん)

■A:4年間の厚生年金の加入で、月額約3268円(年額約3万9210円)将来もらえる年金が増えます
千春さんのようにパート勤務であっても、勤務先が厚生年金の適用事業所で要件を満たせば、社会保険(厚生年金・健康保険)に加入できます。

短期間の加入でも、将来の老齢厚生年金額を増やす効果があります。

ここでは、年収170万円(月額14万1600円・賞与なし)で、厚生年金に4年間(48カ月)加入した場合の増額分を試算してみます。

▼計算式(2003年4月以降の新制度による計算)老齢厚生年金(報酬比例部分)は、次の式で求められます。

平均標準報酬額×5.769/1000×加入月数
※従前額保障で、2003年4月以降の計算式を使います

▼千春さんのケース月給14万1600円×5.769/1000×48カ月
=約3万9210円(年額)※経過的加算は考慮せず

この年額3万9210円を月額に換算すると……
3万9210円÷12カ月≒月額約3268円

つまり、4年間厚生年金に加入することで、1カ月当たり約3268円(年額約3万9210円)の年金を将来上乗せで受け取れます。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。
相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
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