経済ジャーナリストでAll Aboutマネーガイドの酒井富士子さんに、資産を守りながら今の生活も守る「投資の調整術」を教えてもらいました。
■積立投資に回すお金を負担に感じてきたら、やめてもいい?
もし物価高の影響で家計が圧迫され、積立投資を続けるのが心理的・経済的にキツいと感じるなら、「売却(解約)」ではなく「減額」を検討してみましょう。
0か100かで考える必要はありません。例えば月3万円積み立てていたのを、月1万円や5000円に減らしてでも「投資の席」に座り続けることが重要です。
一度やめてしまうと、再び始めるタイミングをつかむのは難しいもの。手続きはもちろんのこと、心理的なハードルもぐっと上がります。少額でも継続することで、複利の効果を途絶えさせないようにしましょう。
■投資の前に「半年~1年分の生活費」を確保して
ただし、「半年~1年分の生活費」としての現金(生活防衛資金)が手元にあることが大切。これが確保できていない状態で投資を続けるのは、リスクが高すぎます。
もし手元の現金が心もとないなら、まずは積立額を最小限まで絞り、浮いた分は預金などに回してください。投資で資産を増やすこと以上に、有事や不測の事態に耐えられる家計を作ることのほうが、今の時代には重要です。
まずは現金をしっかり確保した上で、無理のない範囲で細く長く投資を続けましょう。
文:酒井 富士子(経済ジャーナリスト)
「日経ウーマン」「日経マネー」副編集長歴任後、リクルートに転職し、定年あるじゃん、あるじゃん投資BOOK等の立ち上げ・編集に関わる。2006年にお金専門の制作プロダクション「回遊舎」を創業。「ポイ活」の専門家としても情報発信を行う。
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