■自分の収入や貯金で投資をはじめて大丈夫?
投資は誰でも始められますが、まずはじめに確認しておきたいポイントがあります。
【投資を始めても大丈夫?簡単チェックリスト】
□ 生活費3~6カ月分の貯金がある
□ 数年以内のライフイベントの資金ではない
□ カードローンなど金利の高い借入がない
□ 資金の1割程度が減っても耐えられる
1つずつ具体的に見ていきましょう。
▼生活防衛資金があるか最初に考えたいのが、「生活防衛資金」です。一般的には、生活費の3~6カ月分程度が目安とされています。急な病気や転職、収入減少などが起きても、すぐに生活が苦しくならない状態を作っておくことが重要です。
▼資金が数年以内に使う予定のお金ではないか次に確認したいのが、「近い将来に使う予定のお金」です。例えば、結婚、引っ越し、教育費、住宅購入など、数年以内に必要になるライフイベントの資金は、値動きのある投資に回さないほうが無難です。
▼返済を優先すべき状況ではないかまた、借金の有無も重要です。特にカードローンやリボ払いなど金利の高い借入がある場合は、まず返済を優先したほうがよいケースもあります。高い利息を払いながら投資をするのは、家計全体で見ると効率が悪くなることがあります。
▼もしもの値下がりに耐えられるかさらに、「値下がりの場面に耐えられるか」も考える必要があります。投資では、一時的な下落は避けられません。
さらに、投資を始める際は、毎月いくらなら無理なく続けられるかを考えることも大事です。最初から大きな金額を投資する必要はありません。少額でも、実際に値動きを経験することで、自分がどの程度の変動に耐えられるのかが見えてきます。
投資は「余裕資金で行う」のが原則です。生活費を使って心理的なストレスにむしばまれながら、投資する必要はありません。まずは小さく始め、徐々に自分に合った投資スタイルを見つけることが重要です。
文:田代 昌之(金融文筆家)
新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。
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