2026年6月4日から募集開始した個人向け国債・固定3年(第193回債)の金利は「1.51%」です。今回は、個人向け国債・固定3年を100万円購入した場合、半年後に受け取る利息はいくらになるのか解説します。


■個人向け国債・固定3年を「金利1.51%」で100万円購入すると、半年後にもらえる利息はいくら?
個人向け国債・固定3年を100万円購入した場合の6カ月後の利息を計算してみましょう。

【半年後にもらえる利息】
・100万円×1.51%×1/2(半年間であるため)=7550円

実際は、受け取った利息から、税率20.315%分の「1533円」が差し引かれます。税率の内訳は、「所得税および復興特別所得税15.315%と住民税5%」です。

そのため、個人向け国債・固定3年を100万円購入すると、半年後にもらえる税引き後の利息は「7550円-1533円=6017円」となります。

参照:固定3年「第193回債」 財務省

■個人向け国債「固定3年」はどんな人に向いている?
個人向け国債には「変動10年」「固定5年」「固定3年」の3種類があります。

2026年6月募集分の金利は、変動10年が年1.74%、固定5年が年1.86%、固定3年が年1.51%です。金利だけを見ると固定3年はやや低めです。もちろん金利が高い商品は魅力的ですが、「いつ使う予定のお金なのか」に合わせて選ぶことも大切です。

▼「近いうちに使う予定のお金」の置き場所に向いている固定3年は、その名のとおり3年間金利が変わらない個人向け国債です。3年後といえば、海外旅行に行きたい、新たな趣味を始めたいと思う頃、自動車を買い替えたいかもなど数年後の計画が頭に浮かぶ方も多いでしょう。

普通預金ではつい使ってしまいそうなお金も、「3年間は使わない資金」として分けて管理しておくことができます。

また、投資初心者にとっても、5年や10年より期間が短いため始めやすいのが特徴です。
個人向け国債は国が発行する債券であり、元本と利息の支払いは国が責任を負います。価格変動による大きな値下がりを心配せずに運用できる点も魅力です。

■1年たてば中途換金もできる
「急にお金が必要になったらどうしよう」と心配する方もいるかもしれません。

固定3年を含む個人向け国債は、発行から1年が経過すれば、1万円単位で中途換金(売却)できます。その際は直前2回分の各利子(税引前)相当額に0.79685を乗じた金額が差し引かれますが、元本が減ることはありません。

また、以下のような場合には1年未満でも中途換金できる特例が認められています。

・口座名義人が亡くなった場合

・災害救助法が適用される大規模災害で被害を受けた場合

手続きには、相続関係書類や罹災証明書などが必要になります。詳しくは取扱金融機関で確認しましょう。

参照:個人向け国債の中途換金についてのよくある質問 財務省

■まとめ
固定3年は、高い利回りを追求する商品というより、「数年後に使う予定のお金を安全に保管するための商品」といえます。

「普通預金に置いたままでは使ってしまいそう」「まずは少額から資産運用を始めてみたい」という方にも向いています。

個人向け国債は1万円から銀行や証券会社、郵便局など全国の取扱金融機関で購入できます。3年後のライフイベントを思い浮かべながら、お金の置き場所の1つとして検討してみるのもいいでしょう。


文:舟本 美子(ファイナンシャルプランナー)
会計事務所、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として勤務後、FPとして独立。人と比較しない自分に合ったお金との付き合い方を発信。3匹の保護猫と暮らす。All About おひとりさまのお金・ペットのお金ガイド。
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