日本高野連の「7イニング制諸課題検討会議の最終報告書に関する意見交換会」の第2回が6日、大阪市内で行われ、仙台育英・須江航監督(43)らが出席した。

 須江監督は全国のチームなど460団体(部員1万3000人)に独自アンケート実施。

練習試合の試合後に対戦相手の選手らとディスカッションを行い、広く意見を聞いてきたという。「賛成、反対ではなく、やっている人の声を代弁するために来ました」と話した。

 須江監督は「議論をし尽くしていないと思う。選手の気持ちを真っ正面から受け止めてほしい。選手会を立ち上げたり、一緒になってディスカッションをするべき」と語った。

 また、以前に7イニング制の中学軟式野球部の監督を務めていたこともあり「7回制の中でも生徒は成長する。デメリットは感じません」と力説した。

 7イニング制で出場機会が少なくなることで「働き方改革とは逆行するのですが、各地区の高野連でローカルルールでの独自大会を認めてもらいたい。ワンストライクから始めてもいいし、8人でやるとか、いろんな考えがあってもいい。背番号をつけて。背番号をつけることは子どもたちにとって特別。劇的にうまくなるんです」と試案を披露して柔軟な対応を求めた。

 それでも意見交換会終了後は「高校生が思っている以上に、検討委員の人はしっかり考えているということを伝えたい」と納得。アンケートを寄せてくれた人にフィードバックする意向を示した。

 また、須江監督同様、現役で監督を務める掛川西・大石卓哉監督は「高校生にとっての1イニングは単なる3つのアウトではなく、成長する機会です。7イニング制には反対です」と自らの立ち位置を鮮明にした。選手の出場機会を増やすために「登録選手を30人にして、その中からベンチ入り(25人)を入れ替えたり柔軟に対応する」など具体策を披露。「リーグ戦形式を導入してもらいたい」と主張した。

 5月30日に開催された第1回では大阪桐蔭の西谷浩一監督が断固反対を表明。「見る側、支える側がやはり厳しい部分がある。そこをなんとか、みんなで知恵を絞って、7回制ありきではなく9回できるためにみんなで話し合うのが、いま野球界にとって一番大事じゃないか」などと語っていた。

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