【モンテレイ(メキシコ)5日(現地時間)=ペン・金川誉、後藤亮太、カメラ=山崎賢人】11日(日本時間12日)開幕のW杯北中米大会に出場する日本代表は、3日目の練習を行った。この日からDF吉田麻也(37)=ギャラクシー=がサポートプレーヤーとして代表に再合流。
W杯優勝を目指す日本代表に、心強い存在が戻ってきた。DF吉田がサポートプレーヤーとして5月31日のアイスランド戦以来、5日ぶりに代表活動に再合流。小雨が降る中、精力的に汗を流した。同戦で先発出場し、前半14分の交代時には盛大に送り出されたこともあり「よく、おめおめと帰ってきたなという気持ちです」と恐縮したが、培ってきた経験を還元する覚悟を胸にメキシコ入りした。
役割は多岐にわたるが、重視される点は2つある。
〈1〉VSオランダ対策 相手のクーマン監督とは、自身がサウサンプトン(イングランド)在籍時、監督と選手の関係で2年間プレー。手の内は分かっている。手腕について「オーソドックス。(布陣は)4―3―3で選手の能力を最大限引き出すサッカーをする。
また、主軸DFファンダイクとも同クラブで3年間プレー。絶対的なオランダの要塞(ようさい)が立ちはだかるが、守備陣に隙はある。「相手の得意な土俵で戦ってはいけない。むしろ自分たちの良さは、逆に相手のウィークポイント。ショートカウンターから素早い展開や、相手のラインが下がりがちな所を突いて、(選手がそろっていない)ギャップでボールを受け、速い展開で勝負を仕掛けていくことが非常に大事」とポイントを挙げた。最も重要な1次L初戦。1%でも日本の勝つ確率を高めるために全力を尽くす。
〈2〉W杯開催国・米国での経験値 胸を張って「自分の経験がより生きる。後方からサポートしていけるように」と、4季の米国でのプレー経験自体が生きた教材。本大会中も「ハリケーンで飛行機が飛ばないことだってある」とした上で、「ブレずに、動じずに、図太くやるべき。
言葉の一つひとつに説得力がある。吉田がチームに安心感をもたらす。最後まで代表に同行するレジェンドが、森保ジャパンを後押しする。(後藤 亮太)

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